特許
J-GLOBAL ID:201203084204022267

電力変換器の共振抑制制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 橋本 剛 ,  鵜澤 英久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-180009
公開番号(公開出願番号):特開2012-039827
出願日: 2010年08月11日
公開日(公表日): 2012年02月23日
要約:
【課題】電力変換器の出力側にLCフィルタを接続し、PWMなどを用いてパルス電圧を発生させるとき、スイッチング周波数がLCフィルタの共振周波数に近い場合には共振抑制制御が困難となる。【解決手段】電力変換器の制御部に、設定された電圧指令値と前記LCフィルタのコンデンサ電圧Vcとの偏差信号をKp1・C倍する第1の比例要素と、この比例要素の出力とコンデンサ電流Icとの偏差信号をKp2・L倍する第2の比例要素、及びLCフィルタの伝達関数を打ち消すための擬似微分要素を有する帯域通過フィルタを設ける。この帯域通過フィルタから得られる制御量と電圧指令値V*を加算して電圧指令値V2*を生成し、この生成された電圧指令値V2*をLCフィルタ部に印加するよう構成する。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
リアクトルとコンデンサよりなるLCフィルタを出力側に接続した電力変換器の電圧指令を制御するための制御部、及び前記LCフィルタの出力電圧を制御するためのLCフィルタ部を備え、前記LCフィルタのコンデンサ電圧、コンデンサ電流、出力電流及び電力変換器の出力電流の何れかを検出して制御部へフィードバックし、設定された電力変換器の電圧指令値、若しくは電流指令値と検出値が指令値と一致するよう制御する共振抑制制御装置において、 前記制御部に、前記設定された電圧指令値V*と前記LCフィルタのコンデンサ電圧Vcとの偏差信号をKp1・C倍する第1の比例要素と、 前記第1の比例要素より出力された電流指令値と前記LCフィルタのコンデンサ電流Icとの偏差信号をKp2・L倍する第2の比例要素と、第2の比例要素からの出力を入力し、前記LCフィルタの伝達関数を打ち消すための擬似微分要素を有する帯域通過フィルタを設け、 前記第2の比例要素からの出力が、前記帯域通過フィルタを通過することで得られる制御量と前記設定された電圧指令値V*を加算して電圧指令値V2*を生成し、この生成された電圧指令値V2*を前記LCフィルタ部に印加するよう構成したことを特徴とした電力変換器の共振抑制制御装置。 ただし、CはLCフィルタのキャパシタンス、LはLCフィルタのリアクタンス
IPC (1件):
H02M 7/48
FI (1件):
H02M7/48 E
Fターム (5件):
5H007DA06 ,  5H007DB02 ,  5H007DC02 ,  5H007DC05 ,  5H007EA02

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