特許
J-GLOBAL ID:201203089761766602

建設機械のガントリ構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松永 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-105117
公開番号(公開出願番号):特開2012-236659
出願日: 2011年05月10日
公開日(公表日): 2012年12月06日
要約:
【課題】ガントリの作業状態で連結棒と後脚の衝突による衝突音の発生や部材の損傷などを防止しつつ、作業の安全性及び作業容易性を高める。【解決手段】ガントリ5は、前脚22と、複数の部材26,27を折り畳み可能に連結してなる後脚25とを有し、作業状態では後脚の各部材が垂直方向に延びかつ前脚が後方上向きに傾斜し、格納状態では後脚の各部材が折り畳まれかつその上に前脚が後方に倒される。前脚のヘッド部22aに、ガントリの格納状態で前脚のヘッド部を基台側と連結して格納状態を保持するための連結棒41の一端を支軸42回りに回動可能に連結する。支軸の回りに、ガントリの作業状態で連結棒をガントリの後脚に当接させる方向にばね力を生じるねじりコイルばね51を設けるとともに、連結棒の他端側又はこれに対応する後脚の部位に両者の直接接触を回避するためのクッション材52を取り付ける。【選択図】図3
請求項(抜粋):
建設機械の基台上にガントリが取り付けられており、このガントリは、下端が基台に回動可能に支持された前脚と、この前脚の上端側のヘッド部に一端が、他端が基台にそれぞれ回動可能に連結された後脚とを有し、この後脚は、その軸方向に分割した複数の部材同士を折り畳み可能又は軸方向にスライド可能に連結してなり、ガントリの作業状態では後脚の各部材が垂直方向に延びかつ前脚が後方上向きに傾斜し、ガントリの格納状態では後脚の各部材が折り畳まれ又は縮小方向にスライドされかつその上に前脚が後方に倒されるように構成された建設機械のガントリ構造において、 上記前脚のヘッド部には後脚との連結部よりも後方位置に、ガントリの格納状態で前脚のヘッド部を基台側と連結して格納状態を保持するための連結棒の一端が支軸回りに回動可能に連結されており、 上記支軸の回りにはガントリの作業状態で上記連結棒をガントリの後脚に当接させる方向にばね力を生じるねじりコイルばねが設けられているとともに、上記連結棒の他端側又はこれに対応する後脚の部位には両者の直接接触を回避するためのクッション材が取り付けられており、 上記ねじりコイルばねのばね力は、ガントリの後脚が垂直方向に延びた作業状態のとき連結棒の下端側をクッション材を介してガントリの後脚に押し付ける力として作用し、ガントリの後脚が作業状態から格納状態に変更されるとき連結棒の自重モーメント荷重よりも小さくなり、連結棒が前脚のヘッド部から垂直に吊り下げられた状態になるように設定されていることを特徴とする建設機械のガントリ構造。
IPC (1件):
B66C 23/82
FI (1件):
B66C23/82 C
Fターム (4件):
3F205AA07 ,  3F205BA06 ,  3F205CA01 ,  3F205DA03

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