特許
J-GLOBAL ID:201203090601156512
架線交通システムの解析装置並びに解析方法及びそのプログラム
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (5件):
森 隆一郎
, 志賀 正武
, 高橋 詔男
, 山崎 哲男
, 松沼 泰史
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2011-033501
公開番号(公開出願番号):特開2012-171415
出願日: 2011年02月18日
公開日(公表日): 2012年09月10日
要約:
【課題】架線交通システムに備えられた電力供給設備のうち、当該電力供給設備のコストに大きな影響を与える構成を、当該電力供給設備の目標コスト以下となるように適切に決定することができる解析装置を提供する。【解決手段】架線電力の供給を受けて走行する車両の回生電力を蓄電するとともに架線に電力を供給する蓄電ユニットと、当該蓄電ユニットとは異なる電力の供給系統である他電力供給系統とを有する統合電力供給設備を備えた架線交通システムにおいて、統合電力供給設備のコスト値が目標コスト値を下回るような、他電力供給系統の整流器の性能を、他電力供給系統の電力供給負担率γに基づいて決定する。【選択図】図3
請求項(抜粋):
架線電力の供給を受けて走行する車両の回生電力を蓄電するとともに架線に電力を供給する蓄電ユニットと、当該蓄電ユニットとは異なる電力の供給系統である他電力供給系統とを有する統合電力供給設備を備えた架線交通システムの解析装置であって、
前記架線交通システムにおいて前記蓄電ユニットへ入力する最大入力電力と、前記蓄電ユニットを構成する蓄電装置の単一直列系統が許容する許容入力電力とに基づいて、前記最大入力電力の前記許容入力電力に対する割合より大きい最小整数を、前記蓄電ユニットを構成する前記蓄電装置の第1最小並列数として算出する第1最小並列数算出部と、
前記架線交通システムにおいて最も前記車両の運行密度の高い所定時間帯における前記蓄電ユニットの低下電力量と、前記所定時間帯の回生電力に基づく前記蓄電ユニットに蓄積する充電量の和が、前記統合電力供給設備の放電量全体のうち前記他電力供給系統の電力供給負担率γとした場合の前記蓄電ユニットの放電量、を上回る条件を満たす最小整数を、前記蓄電ユニットを構成する前記蓄電装置の第2最小並列数として算出する第2最小並列数算出部と、
前記第1最小並列数と、前記第2最小並列数とを比較して、大きい値を、前記蓄電ユニットを構成する蓄電装置の第1必要並列数として特定する蓄電装置並列数特定部と、
前記電力供給負担率γである場合の前記他電力供給系統のコストと、前記第1必要並列数の蓄電装置で構成される蓄電ユニットのコストとからなる電力供給設備コスト値が、予め記憶する目標コスト値以下であるかを判定し、前記電力供給設備コスト値が前記目標コスト値以下である場合には前記電力供給負担率γおよび前記第1必要並列数を前記統合電力供給設備の構成条件として出力し、前記電力供給設備コスト値が前記目標コスト値を超える場合には前記電力供給設備コスト値が前記目標コスト値以下となるまで前記電力供給負担率γを変更して前記電力供給設備コスト値を算出する電力設備構成条件特定部と、
を備えることを特徴とする解析装置。
IPC (2件):
FI (2件):
Fターム (1件):
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