特許
J-GLOBAL ID:201203091074038715

回転機械系の異常診断方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 中前 富士男 ,  来田 義弘 ,  今中 崇之
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-134166
公開番号(公開出願番号):特開2011-257362
出願日: 2010年06月11日
公開日(公表日): 2011年12月22日
要約:
【課題】異常判定の基準と識別の設定が可能であり、従来よりも高感度な回転機械系の異常診断方法を提供する。【解決手段】診断する電動機11の定格電流の基準正弦波信号波形から参照振幅確率密度関数fr(x)を求める第1工程と、電動機11の稼働時の電流を計測してA/D変換し、その電流波形から点検時振幅確率密度関数ft(x)を求める第2工程と、参照振幅確率密度関数fr(x)と点検時振幅確率密度関数ft(x)についてID及び/又はKIを算出する第3工程と、算出した値が、予め設定した過検出率αと見逃し率βから算出されるRID(α、β)、RKI(α、β)と比較して、ID≧RID(α、β)とKI≧RKI(α、β)のいずれか一方又は双方を満足する場合は、電動機11とこれによって駆動される機械系12からなる回転機械系に異常があると判定する第4工程とを有する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
診断しようとする電動機の定格電流の基準正弦波信号波形から参照振幅確率密度関数fr(x)を求めて保存する第1工程と、 前記電動機の稼働時の電流を計測してA/D変換し、その電流波形から点検時振幅確率密度関数ft(x)を求めて保存する第2工程と、 前記参照振幅確率密度関数fr(x)と前記点検時振幅確率密度関数ft(x)について、以下の式(1)及び式(2)によってそれぞれ表されるIDとKIのいずれか一方又は双方の値を算出する第3工程と、 a)前記値が前記IDの値であれば、予め設定した過検出率αと見逃し率βから式(3)によって算出されるRID(α、β)と比較してID≧RID(α、β)の場合、b)前記値が前記KIの値であれば、予め設定した過検出率αと見逃し率βから式(4)によって算出されるRKI(α、β)と比較してKI≧RKI(α、β)の場合、c)前記値が前記IDと前記KIの双方の値であれば、それぞれ前記RID(α、β)及び前記RKI(α、β)と比較して、前記ID≧RID(α、β)と前記KI≧RKI(α、β)のいずれか一方又は双方を満足する場合は、1)前記電動機と2)前記電動機によって駆動される機械系からなる回転機械系に異常があると判定する第4工程とを有することを特徴とする回転機械系の異常診断方法。
IPC (1件):
G01M 99/00
FI (1件):
G01M19/00 Z
Fターム (6件):
2G024AD25 ,  2G024BA27 ,  2G024CA18 ,  2G024DA09 ,  2G024DA21 ,  2G024FA06
引用特許:
審査官引用 (1件)
引用文献:
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