特許
J-GLOBAL ID:201203091897737287

保持装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 谷川 英次郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-237465
公開番号(公開出願番号):特開2012-089792
出願日: 2010年10月22日
公開日(公表日): 2012年05月10日
要約:
【課題】電磁石に依存せずにオン状態で高い吸着力を発揮でき、且つオフ状態での磁力のキレがよく被保持物の取り外しが容易な、低コストで環境負荷も少なく様々な場面に応用できる被保持物の保持手段を提供すること。【解決手段】本発明の保持装置は、金属加工に従来より使用されているマグネットチャックの原理を利用したものである。従来の永久磁石型マグネットチャックの構成において、磁石間の距離と非磁性体のピッチ幅(ストライプの幅)とを揃え、かつ、磁石の幅と磁性体のピッチ幅とを揃えた上で、オフ状態において磁石が非磁性体のストライプの下に並んで配置される構成とし、1個の磁石が複数の非磁性体ピッチを跨がないようにすることで、永久磁石のみを用いた場合でも強い吸着力とオフ時のキレの良さを両立できる。【選択図】図2
請求項(抜粋):
少なくとも一部が磁性材料から成る被保持物を磁力により保持する保持装置であって、 第1の磁性体から成る磁性部材と非磁性体から成る非磁性部材とを交互にストライプ状に組み合わせて構成された上部プレートと、 第2の磁性体から成る下部プレートと、 磁石又は磁石の同一極に挟み込まれた第3の磁性体から成る磁極部材であって、上部プレート及び下部プレートの間において、磁極面を上下方向に向けた状態で、各列が上部プレートのストライプと直交するように複数の列をなして配置された、複数個の磁極部材と、 磁極部材が固定された磁極固定プレートであって、上部プレートのストライプと直交する方向で水平に左右移動可能に設けられた少なくとも2つの可動プレートから成り、各可動プレートが磁極部材の列を少なくとも1列含む磁石固定プレートと を具備し、 複数列の磁極部材の各列内では、異なる磁極面を向けた磁極部材が一定の間隔で交互に配置され、前記間隔が非磁性部材のストライプ幅と略同一であり、磁極部材の幅が磁性部材のストライプの幅と略同一であり、 前記可動プレートの左右移動により、非磁性部材のストライプに沿って異なる磁極面を向けた磁極部材が隣り合うように配置されたオフ状態と、磁性部材のストライプに沿って同一の磁極面を向けた磁極部材が並ぶように配置されたオン状態とに変換可能であり、オン状態において磁極部材から発する磁力により被保持物が上部プレート上に保持される、保持装置。
IPC (2件):
H01F 7/02 ,  B23Q 3/15
FI (2件):
H01F7/02 S ,  B23Q3/15 B
Fターム (2件):
3C016GA01 ,  3C016GA03
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭60-263636
  • 特公昭37-013842

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