特許
J-GLOBAL ID:201203099226405094

成形性に優れた高強度冷延薄鋼板およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 小林 英一 ,  鈴木 葉子
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2010-170692
公開番号(公開出願番号):特開2012-031458
出願日: 2010年07月29日
公開日(公表日): 2012年02月16日
要約:
【課題】安価で成形性に優れた高強度冷延薄鋼板を提供する。【解決手段】質量%で、C:0.010〜0.060%、Al:0.05%以下、N:0.0060〜0.0200%、有効N量Nef/Alが0.2以上となる鋼を、1000°C以上に加熱、仕上圧延温度をフェライト変態開始温度以上とし、TA=[700-10(Al/Nef)]以下の温度で巻き取る。冷延板は、250°C以上、TA以下の温度で、かつフェライト再結晶開始温度未満の温度に加熱する熱処理を施す。仕上圧延出側温度がフェライト変態開始温度未満で、熱延板のX線回析における(220)面からの回析ピースの半価値が0.30°以上である場合には、熱間圧延でのフェライト変態開始温度未満の温度域での圧下率と冷間圧延の圧下率との合計圧下率が30〜80%となるように、冷間圧延の圧下率を調整してもよい。これにより、強度、延性バランスに優れた高強度冷延薄鋼板となる。【選択図】なし
請求項(抜粋):
質量%で、 C:0.010〜0.060%、 Si:0.3%以下、 Mn:0.1〜0.5%、 P:0.05%以下、 S:0.05%以下、 Al:0.05%以下、 N:0.0060〜0.0200% を、下記(3-a)式で定義される有効N量NefとAl含有量との比、Nef/Alが0.2以上を満足するように含有し、さらに固溶Nを0.0040%以上含み、残部Feおよび不可避的不純物からなる組成と、フェライト相を主相とする組織とを有し、さらに固溶Nを0.0040%以上含み、残部Feおよび不可避的不純物からなる組成と、フェライト相を主相とする組織とを有し、圧延方向の引張強さTS:400MPa以上700MPa未満で、かつ圧延方向の引張強さTSと全伸びT-Elとの関係が下記(1)式を、全伸びT-Elと局部伸びL-Elとの関係が下記(2)式を、それぞれ満足することを特徴とする成形性に優れた高強度冷延薄鋼板。 記 TS(MPa)≧ -10×(T-El(%))+750 ....(1) L-El/T-El ≧ 0.5 ・・・・(2) ここで、TS:圧延方向の引張強さ(MPa) T-El:圧延方向の全伸び(%)、 L-El:圧延方向の局部伸び(%) Nef=N ....(3-a) ここで、N:Nの含有量(質量%)
IPC (3件):
C22C 38/00 ,  C22C 38/60 ,  C21D 9/46
FI (3件):
C22C38/00 301U ,  C22C38/60 ,  C21D9/46 F
Fターム (30件):
4K037EA01 ,  4K037EA02 ,  4K037EA05 ,  4K037EA15 ,  4K037EA18 ,  4K037EA19 ,  4K037EA23 ,  4K037EA25 ,  4K037EA27 ,  4K037EA31 ,  4K037EA32 ,  4K037EB08 ,  4K037FA02 ,  4K037FA03 ,  4K037FA05 ,  4K037FA06 ,  4K037FC01 ,  4K037FC02 ,  4K037FC03 ,  4K037FC04 ,  4K037FD01 ,  4K037FD02 ,  4K037FD03 ,  4K037FD06 ,  4K037FE01 ,  4K037FE02 ,  4K037FG01 ,  4K037FJ04 ,  4K037GA05 ,  4K037JA06
引用特許:
出願人引用 (4件)
全件表示
審査官引用 (4件)
全件表示

前のページに戻る