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J-GLOBAL ID：201302200217155189   整理番号：13A0760005

「波長変換材料」および「光電気変換材料」の開発とその可能性 希土類含有量子切断波長変換材料

著者 (2件)： 田部勢津久 (京大 大学院人間・環境学研究科) ,  片山裕美子 (京大 大学院人間・環境学研究科)
資料名： 月刊Material Stage  (マテリアルステージ)
巻： 12  号： 12  ページ： 51-55  発行年： 2013年03月10日 
JST資料番号： L5969A  ISSN： 1346-3926  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 量子切断現象は入射光子を光子数倍増してよりエネルギーの低い光子に変換する現象である。量子切断面を示す波長変換層とセルを組み合わせ,c-Si太陽電池の効率を格段に向上させることを目標とした。波長変換材料として(1)c-Siに最適な波長1μmの光子への量子切断を示すこと(2)可視光での透明度を有することを求めドナーとしてPr³⁺,アクセプターとしてYb³⁺を用いた系を取り上げた。Pr³⁺はYb³⁺の2準位間のちょうと2倍のエネルギー差を持つ励起準位を持つため,量子切断によるエネルギー移動(ET)が生じる。さらに透明材料への取り組みとして,Pr³⁺-Yb³⁺添加透明波長変換材料を4種類作成した。化学的に安定な酸化物ガラス中でフッ化物結晶中に希土類イオンを固溶させることで発光量子効率を実現し,析出結晶サイズを制御することで可視域での透明性も維持することに成功した。

シソーラス用語： *周波数変換 ,  *光電効果 ,  *希土類元素化合物 ,  *量子光学 ,  太陽電池 ,  量子効率 ,  発光スペクトル ,  プラセオジム ,  イッテルビウム ,  セラミック ,  *電気材料 ,  フッ化ストロンチウム ,  透明材料 ,  カバー
準シソーラス用語： *光電変換 ,  *量子切断 ,  シリコン太陽電池

分類 (3件)： 量子光学一般  (BD04010X) ,  太陽電池  (NC03084O) ,  電池一般  (YB04010O)

引用文献 (18件)：

• 1)日経エレクトロニクス日経マイクロデバイス(編),太陽電勉2008/2009意拡大する市場と新技術.(日経P社2008)
• 2) W. Shockley, H. J. Queisser, J. Appl. Phys. 32, 510 (1961)
• 3) B. S. Richards, Sol. Energy Mater. Sol. Cells 90, 1189 (2006)
• 4) D. L. Dexter, Phys. Rev. 108, 630 (1957)
• 5) J. L. Sommerdijk, A. Bril, A. W. de Jager, J. Lumin. 8, 341 (1974)

タイトルに関連する用語 (6件)： 波長変換 ,  光電気変換 ,  開発 ,  可能性 ,  希土類 ,  量子切断