抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本報では,50%以上の電力を原子力に依存していた関西の東日本大震災前後のエネルギー事情について解説した。主な内容項目を次に示した。1)はじめに:関西でのエネルギー需給に関する課題である定量的データの少なさ,2)エネルギー需給の現状:関西地域の動態(関西2府4県の人口推移とエネルギー消費動向),東日本大震災前後のエネルギー需給状況(電力需要,月別平均電力需要,各月の電力需要のピーク推移,都市ガス需要,月別の都市ガス需要,部門別月別都市ガス需要の推移,都市ガス送出率の時刻変化),3)夏季の電力需要分析:時刻別電力需要(夏季における電力需要曲線,最大電力需要日の部門別内訳),電力需要の地域特性(大阪府内の電力消費が関電管内の電力消費に占める比率の時間推移,土地利用用途(商業地と住宅地)による電力需要曲線の比較),電力需要の気温感応度(夏季電力需要に占める冷房等夏季需要,ルームエアコン性能の気温依存特性),節電効果の検証(2010年と2012年の電力需要量実績,5月から10月における気温出現頻度),4)電力は足りるのか-量と質について考える:計画停電の実施プラン,電源構成と受発電電力量構成(東日本大震災前後における電源別の受発電電力量の推移,原子力発電所の稼働状況,他社購入・融通による供給力の内訳),電力品質について-系統電力の動揺問題(夏季最大電力と供給力・予備率の推移,電力系統の周波数と発電・需要の概念,周波数変動抑制目標),5)新たなエネルギー社会づくりについての取組:サプライサイドの取り組み,デマンドサイドの取り組み,ディスポーズサイドの取り組みなど。