抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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人材育成についての変化を概観したのち,雇用形態の多様化や経済活動のグローバル化がもたらしている新たな課題について問題提起した。雇用形態別にみた職業訓練,自己啓発の実施状況をみると,正規雇用者は半数近くが職業訓練,自己啓発を実施しているのに対し,パートでは約2割,派遣社員では約3割とその割合は低い。こうした格差は,特に勤務先が実施する訓練において大きく,本人が自発的に実施する自己啓発の格差は相対的に小さい。非正規雇用者の能力を伸ばし活用することは,彼らのモチベーションを高め,国全体の労働力の質を高める上でも重要である。企業活動のグローバル化に伴う,海外の現地法人に派遣される日本人マネージャーの評価は,現地人上司に対する評価を下回っていた。交渉力や人脈だけでなく,問題解決やコミュニケーション能力不足が指摘された。高離職率を前提とした人材育成の課題等も解説した。