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J-GLOBAL ID:201302200727980818   整理番号:13A0813177

TRIP鋼におけるマルテンサイトへの相変態間の残留オーステナイト安定性の異方性

Anisotropy of Retained Austenite Stability during Transformation to Martensite in a TRIP-Assisted Steel
著者 (5件):
資料名:
巻: 84  号:ページ: 297-303  発行年: 2013年03月 
JST資料番号: A0446A  ISSN: 1611-3683  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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TRIP鋼における残留オーステナイト相のマルテンサイト相変態の組織依存性についての研究は少ない。従って本研究においては残留オーステナイトのマルテンサイト変態の異方性挙動を近年開発された市販のAl含有TRIP鋼において研究した。この挙動は,荷重がTRIP鋼板の様々な方向において加えられる時に残留オーステナイトのマルテンサイト変態の様々な量に帰せられる。歪み誘起マルテンサイトの変化が,残留オーステナイトおよび様々な加工熱処理プロセスに依り発現した様々なフェライト組織によく似た仕様で実験的に設計されたサンプルの二方向に沿って評価された。実験に用いられた鋼種はCMnSiAlである。2.7mm厚の熱間帯鋼を処理するために様々な熱延スケジュールを採用した。熱延後試料を600°Cで12時間保持し,引続き空冷した熱延帯鋼を0.6mm厚(76%圧下)鋼板まで冷延した後,810°Cで5分間二相域焼鈍を行い400°Cで溶融塩中に3分間焼入れた。次いで,最終の金属組織を得るために常温まで空冷した。実験の結果,全ての熱延条件において,特定の方向に沿った引張歪みによるマルテンサイト変態に対する残留オーステナイトの安定性は同一であった。それは最終金属組織における残留オーステナイトと他の相の冶金学的特性が良く似ているからである。一つの試料では,残留オーステナイト安定性の顕著な差異が圧延方向と横断方向に沿った歪みに依り観察された。一方,他の試料では,その差異は無視できるほど小さかった。上記前試料に関してはフェライトの強い組織構成要素(Rotated Cube)が結晶塑性の異方性を惹き起しその結果残留オーステナイトのより多い相変態が横断方向よりも圧延方向に沿って測定された。
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分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
変態組織,加工組織 

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