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J-GLOBAL ID:201302200781566237   整理番号:13A1086977

カーボンナノチューブによるヒト初期単球の成熟と死亡

Maturation and demise of human primary monocytes by carbon nanotubes
著者 (5件):
資料名:
巻: 15  号:ページ: 1-15  発行年: 2013年06月 
JST資料番号: W1361A  ISSN: 1388-0764  CODEN: JNARFA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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生体医学的業務においてカーボンナノチューブ(CNT)を有効使用するには,外来粒子を認識・除去する複雑ネットワークである免疫系に対する化学的またはバルク影響の完全分析が必要である。特に,単球/マクロファージ系統に属す細胞の貪食能が,未処理CNTをこれらの免疫細胞の理想的な毒性標的にすることにより,単球/マクロファージ貪食可塑性を超えるサイズの凝集体を形成させる恐れがある。この問題に光を当てるため,コントロール用材料としてグラファイトを用いて,平行して非貪食性リンパ球の分析を行いつつ,金属および生物的な不純物を含まない清浄多層CNT(MWCNT)が新しく移植したヒト末梢血単球の生存および活性化に及ぼす影響について解析した。MWCNT(直径10-50nm,長さ10μm以下)は単核白血球に対して二種類の毒性効果を及ぼす。即ち,副次的なアポトーシス効果(リンパ球>単球),および単球のホメオスタシスに排他的かつ深刻な影響を及ぼす主としてアポトーシスに依存しない効果である。単球数,接着,酸化還元平衡,および分化マーカーCD14とCD11bの解析から,MWCNTが大きいナノ粒子凝集の存在に関係する機構による貪食能を有する単球の選択的消失を引き起こし,恐らくはバルク毒性現象が貪食能失活に起因することが示唆された。同時に,MWCNTは貪食能がない単球の接着と特異な成熟アセットへの分化を誘導することがわかった。これらの観測からCNT毒性の新しい機構が指摘され,先天的な免疫系を傷害することで炎症応答を狂わせるのではという懸念を新たにさせる。Copyright 2013 Springer Science+Business Media Dordrecht Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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動物に対する影響 

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