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J-GLOBAL ID：201302200895018175   整理番号：13A0614160

熱間押出法によるマグネシウム合金のアルミニウム被覆

著者 (1件)： 松浦清隆 (北大 大学院工学研究院)
資料名： 天田財団研究概要報告書・国際交流報告書
号： 25  ページ： 35-40  発行年： 2013年03月 
JST資料番号： J0694A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： マグネシウム合金の欠点である低い耐食性を補うために,アルミニウムの被覆が有効と考えられるが,これまで実施されてきた被覆技術は両者の密着性に問題があった。本研究においては,この課題に対して熱間押出を利用して両者を接着し,両者の界面で生じる塑性流動による高い接着強さを得る方法を提案した。AZ80マグネシウム合金と純アルミニウムを供試材とし,間接押出法によって円柱を押出し,その際アルミニウムの被覆を行なうようにした。得た被覆サンプルについて断面組織観察,HClを用いた耐食性試験および曲げ試験による被覆層の機械的性質評価を実施した。これらの実験から,ダイスに傾斜角を付けることで,マグネシウム合金円柱の長い距離に亘って均一なアルミニウム被覆を達成できること,被覆サンプルはアルミニウムと同等の耐食性を有していること,および曲げ試験においては被覆層と母相との間に生成した金属間化合物が破断することを明らかにした。

シソーラス用語： *マグネシウム合金 ,  *アルミニウム ,  *被覆 ,  *熱間押出 ,  耐食性 ,  接着強さ

分類 (1件)： 押出  (WC04020A)

引用文献 (15件)：

• 1) M.Takaya: JILM, Vol.50 (2000) pp.567-576.
• 2) Y.Chino, M.Mabuchi: JILM, Vol.51 (2001) pp.498-502.
• 3) M.Kohzu: JILM, Vol.54 (2004) pp.493-498.
• 4) H.Yang, X.Guo, G.Wu, W.Ding, and N.Birbilis: Corrosion Science, Vol.53 (2011) pp.381-387.
• 5) A.Hasumi, Y.Itoi and E.Sato: JILM, Vol.30 (1980) pp.432-436.

タイトルに関連する用語 (3件)： 熱間押出 ,  マグネシウム合金 ,  アルミニウム