抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本報では,スポーツウェアによる皮膚摩擦の現状と摩擦に関わるいくつかの因子について解説した。主な内容項目を次に示した。1)はじめに:衣服による皮膚障害の原因(化学的刺激と物理的刺激),2)スポーツウェアの摩擦による不具合に関する現状:スポーツウェアの摩擦に関するアンケート結果,摩擦による不具合を感じている者の各種目における割合,種目別に見たスポーツウェアの摩擦による不具合の内容とその対処法,不具合の訴えの多い種目におけるウェアとの摩擦を生じる部位と症状,3)スポーツウェア素材による摩擦が皮膚表面形状に及ぼす影響:スポーツウェア試料布4種の諸元,スポーツウェア試料布4種の表面特性,実験着(4種の試料布を肌着の体幹部側面に貼付し作製),実験手順(体幹部内側の試料布と上腕内側(観測部位)を摩擦させ,摩擦前後の皮膚レプリカを採取),走査型共焦点レーザ顕微鏡で撮影した皮膚レプリカ輝度画像例,皮膚レプリカの表面粗さプロファイル例,スポーツウェア4種での摩擦前後における皮膚粗さパラメータSRcの差分,4)子どもの皮膚への摩擦刺激(小学生用体操服の検討):小学生用体操服試料布4種の諸元,小学生用体操服4種の機能性評価,5)体型とウェアの不適合(スポーツマン体型の把握):スポーツマンの主観評価による体型申告,スポーツマン体型であるために衣服で困る点,スポーツマン11名と一般人の体型比較,一般人とスポーツマンの三次元計測結果例,胸椎後弯角と仙骨傾斜角各々5名の比較,背面形状計測例の比較など。