抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,「超解像」とSR(Super Resoludion)との違いを整理するとともに,映像における再構成型超解像技術の意味の再確認について論じ,超解像技術の現状と将来に関する展望を行った。ここではまず,画像と映像(動画像)の違いについて述べた。再構成型超解像処理の現状を取り上げ,その原理を取り上げその基本アルゴリズムを示した。さらに,再構成型超解像の高速条件を示すとともに,映像における折り返しと再構成型超解像の有効性について論じた。これにより,再構成型超解像はインターレースによる折り返し除去に有効であることを示した。次に,ビデオカメラでは回避することのできない動きぼけに関する再構成超解像の可能性について論じ,その限界にも触れた。民生機器における超解像の現状を紹介した。超解像の明快な定義として「ナイキスト周波数より高い周波数成分を復元する技術」が提案されていることを紹介し,テレビで実用化されている「超解像」がこの定義に当てはまるかどうかは明確でないことを述べた。従来の超解像技術とは異なる非線形信号処理により超解像化技術の紹介も行った。FFT(高速Fourier変換)との関係についても論じた。