抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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放射性セシウム134と137は原発事故当初は同ベクレルであったが,2年経過したことで,137が95.7%,134が51.7%低下し,全体としては73.6%低下したことになる。したがって,規制値に近い汚染箇所は除染せずにあと数年放置するだけで,基準値以下になる。一方,高放射線量の地域における除染の必要性も否定できない。このためには有効な除染方法が求められているが,暗中模索状態のように思われる。そこで,合成ゼオライトA型,ベントナイト,セピオライト,フェロシアン化チタン(IV),フェロシアン化チタン(III),ディカイト,モンモリロナイト,合成サポナイト,を用いた。アルカリ金属イオンは親水性シリコンポリマでコーティングしたODSカラムを用いることで,イオンクロマトグラフィーにより定量できた。セシウムイオンの吸着物質のなかではモンモリロナイトが選択的にセシウムを吸着することが分った。