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J-GLOBAL ID：201302201600680919   整理番号：13A0363019

Bi₄Ti₃O₁₂の集合組織進展に及ぼすSrBi₈Ti₇O₂₇ヘテロテンプレートの影響

Effect of SrBi₈Ti₇O₂₇ hetero-template on texture development in Bi₄Ti₃O₁₂

著者 (2件)： ONODERA Kenichi (Graduate School of Sci. and Technol., Keio Univ.) ,  KIMURA Toshio (Graduate School of Sci. and Technol., Keio Univ.)
資料名： Journal of the Ceramic Society of Japan  (Journal of the Ceramic Society of Japan)
巻： 120  号： 1402  ページ： 217-223 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： F0382A  ISSN： 1882-0743  CODEN： JCSJEW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Bi₄Ti₃O₁₂(BiT)の集合組織進展に及ぼすヘテロテンプレート粒の影響を調べた。ヘテロテンプレートは粗大な板状のSrBi₈Ti₇O₂₇(S_0.5BT)である。テンプレート粒なしの固相反応により作製した純BiTには集合組織が進展した。集合組織進展の起源は,BiT粉末内に存在するアスペクト比が約3の微小板状粒の成長に帰せられた(ホモテンプレート)。BiT粉末へのヘテロテンプレート粒の添加により集合組織進展が促進し,その程度はヘテロテンプレートの量に依存した。ヘテロテンプレートの濃度が1vol%のとき,ヘテロテンプレートとホモテンプレートは集合組織進展の起源として作用した。濃度が5vol%に増加したとき,元の粒の配向はほとんどヘテロテンプレートに起因した。濃度がさらに10vol%に増加したとき,集合組織は進展しなかった。ヘテロテンプレート中のSrTiO₃はBiTマトリックス粒中に溶解し,そのため粒成長速度が低下した。これらの結果から,BiTにおける集合組織進展では粒成長が重要なことが示唆された。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *圧電材料 ,  機能性セラミック ,  *チタン酸塩 ,  ビスマス化合物 ,  *微細構造 ,  *集合組織 ,  鋳型反応 ,  結晶方位 ,  ストロンチウム化合物 ,  結晶形態 ,  アスペクト比 ,  形状効果 ,  濃度依存性 ,  結晶成長 ,  粒径 ,  電子顕微鏡観察 ,  X線回折分析 ,  結晶構造 ,  焼結 ,  加熱温度 ,  温度依存性 ,  相対密度 ,  *圧電セラミック
準シソーラス用語： チタン酸ビスマス ,  鉛フリー圧電セラミックス ,  微細組織 ,  テンプレート【鋳型反応】 ,  結晶粒成長 ,  走査電子顕微鏡法 ,  焼結温度

分類 (1件)： 圧電デバイス  (NC03110I)

引用文献 (23件)：

• 1) T. Takenaka, H. Nagata and Y. Hiruma, Jpn. J. Appl. Phys., 47, 3787–3801 (2008).
• 2) T. Takenaka, J. Ceram. Soc. Japan, 110, 215–224 (2002).
• 3) G. L. Messing, S. Trolier-McKinstry, E. M. Sabolsky, C. Duran, S. Kwon, B. Brahmaroutu, P. Park, H. Yilmaz, P. W. Rehrig, K. B. Eitel, E. Suvaci, M. Seabaugh and K. S. Oh, Crit. Rev. Solid State Mater. Sci., 29, 45–96 (2004).
• 4) T. Kimura, J. Ceram. Soc. Japan, 114, 15–25 (2006).
• 5) C. A. Randall, N. Kim, J.-P. Kucera, W. Cao and T. R. Shrout, J. Am. Ceram. Soc., 81, 677–688 (1998).

タイトルに関連する用語 (2件)： 集合組織 ,  進展