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J-GLOBAL ID：201302202580391245   整理番号：13A1064818

超音波キャビテーション処理により形成される表面加工層の評価法に関する研究

著者 (2件)： 中川昌幸 (新潟県工業技術総合研) ,  林成実 (新潟県工業技術総合研)
資料名： 新潟県工業技術総合研究所工業技術研究報告書  (Report of the Industrial Research Institute of Niigata Prefecture)
号： 42  ページ： 79-82  発行年： 2013年06月 
JST資料番号： Z0195A  ISSN： 0386-863X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 水中においてキャビテーション崩壊圧を金属材料表面に作用して表面の塑性変形を引き起こし,圧縮残留応力を付与できる。本研究では,超音波キャビテーション処理による加工層の顕微鏡的な評価方法を検討し,微視的歪に起因する結晶方位コントラストの変化を観察する方法を提案した。歪領域評価法としてSEM COMPO像とFIB SIM像を比較した結果,分解能の点でCOMPO像の方が優っていた。COMPO像における方位コントラストのグラデーション状の変化は,EBSD測定のミスオリエンテーションプロファイルより12~13°の連続的な方位差によることが確認された。超音波キャビテーション処理による加工は結晶粒内の方位変化を引き起こし,その領域は方位コントラストで評価できることが明らかになった。

シソーラス用語： 金属材料 ,  銅 ,  *表面処理 ,  *キャビテーション ,  超音波照射 ,  超音波振動 ,  表面加工 ,  *表面構造 ,  *電子顕微鏡観察 ,  集束イオンビーム ,  電子回折 ,  結晶方位 ,  歪 ,  コントラスト ,  配向 ,  残留応力 ,  塑性変形 ,  硬化層 ,  画像特性 ,  画像コントラスト ,  走査電子顕微鏡法 ,  *超音波キャビテーション ,  表面歪 ,  残留圧縮応力 ,  *構造
準シソーラス用語： EBSD法 ,  グラデーション ,  ミスオリエンテーション ,  圧縮残留応力 ,  表面組織

分類 (2件)： 変態組織,加工組織  (WB01030N) ,  その他の表面処理  (WC08070F)

引用文献 (4件)：

• 1) 中川昌幸,渡辺健彦,"ホーンを介した水中超音波照射による金属材料表面への圧縮残留応力の付与",溶接学会論文集,22,4,2004,p.587-594.
• 2) 小平知弘,中川昌幸,渡辺健彦,佐々木朋裕,柳沢敦,"オーステナイト系ステンレス鋼薄板に対する超部波キャビテーションピーニング",日本金属学会講演大会概要,2011.
• 3) 牧正志,田村今男,"動的再結晶の組織的特徴および静的再結晶との比較",鐵と鋼,70, 15, 1984, p.2073-2080.
• 4) M.Sato et al., "Formation of nanocrystalline surface layers in various metallic materials by near surface severe plastic deformation" , Science and Technology of Advanced Materials, no. 5, 2004, pp.145-152.

タイトルに関連する用語 (4件)： 超音波キャビテーション ,  表面加工 ,  評価法 ,  研究