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J-GLOBAL ID：201302203355775685   整理番号：13A0055045

空間反転対称性オレフィン-銅(I)配位化合物の溶媒熱合成および物理特性

Solvothermal Syntheses and Physical Properties of Noncentrosymmetric Olefin-Copper(I) Coordination Compounds

著者 (5件)： YE Qiong (Southeast Univ., Nanjing, CHN) ,  LIU Ming-Liang (Southeast Univ., Nanjing, CHN) ,  CHEN Zi-Qi (Southeast Univ., Nanjing, CHN) ,  SUN Su-Wen (Southeast Univ., Nanjing, CHN) ,  XIONG Ren-Gen (Southeast Univ., Nanjing, CHN)
資料名： Organometallics  (Organometallics)
巻： 31  号： 22  ページ： 7862-7869  発行年： 2012年11月26日 
JST資料番号： E0965A  ISSN： 0276-7333  CODEN： ORGND7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： CuX(X=Cl,Br)とC₃-対称オレフィン有機配位子TTB(=1,3,5-トリス(ジアリルアミノエチル)-2,4,6-トリメチルベンゼン)の溶媒熱合成により2つの新規オレフィン-銅(I)配位化合物が生成した。これらの反応において,オレフィン有機配位子はプロトン化を受け,オレフィン-銅(I)錯体を誘導してC₃-対称の要素をもつ空間反転対称性空間群中で結晶性化合物(IおよびII)を形成した(化合物I=H₃TTB[Cu₄Cl₃],化合物II=H₃TTB[Cu₈Br₁₁])。化合物Iはオレフィン配位子とC₃-対称CuXクラスタが結合した椀状構造を示し,一方,かかる椀状部が別の種類のC₃-対称CuXクラスタと結合した新しい二次元構造が化合物IIに見られた。両化合物の電子雲分布およびフロンティア軌道のエネルギー準位をDFT計算した。非線形光学特性測定結果から両化合物は第二高調波発生(SHG)活性であることが明らかになった。化合物IおよびIIは,100~300Kの温度範囲内で誘電特性の温度依存性測定による相転移を示さなかった。化合物IIの比較的高い誘電定数は,高いCuX/配位子比に起因する最密充填および大きい密度に帰せられた。

シソーラス用語： *銅錯体 ,  オレフィン化合物 ,  銅触媒 ,  溶媒効果 ,  *水熱合成 ,  空間群 ,  クラスタ分子 ,  フロンティア軌道 ,  *エネルギー準位 ,  密度汎関数法 ,  *非線形光学 ,  第二高調波発生 ,  誘電率 ,  *オレフィン錯体
準シソーラス用語： ソルボサーマル合成

分類 (1件)： 第11族,第12族元素の錯体  (CE01050Y)

物質索引 (1件)： N,N,N′,N′,N′′,N′′-ヘキサアリル-2,4,6-トリメチルベンゼン-1,3,5-トリス(メタンアミン)

タイトルに関連する用語 (6件)： 空間反転対称性 ,  オレフィン ,  銅 ,  配位化合物 ,  溶媒熱合成 ,  物理特性