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J-GLOBAL ID:201302203729007482   整理番号:13A1276063

ポリビニルアルコールを用いた強制的加水分解反応により調製された円盤状ヘマタイト粒子の多孔性の制御

Control on the porosity of disk-like hematite particles prepared from a forced hydrolysis reaction using polyvinyl alcohol
著者 (2件):
資料名:
巻: 291  号:ページ: 1855-1862  発行年: 2013年08月 
JST資料番号: C0415A  ISSN: 0303-402X  CODEN: CPMSB  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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強制的加水分解反応により製造された,円盤状ヘマタイト粒子の多孔性に対するポリビニルアルコール(PVA)の効果を,分子量が明確でけん化度の高い2種類のポリビニルアルコール(PVA-105およびPVA-124)を用いて調べた。TEMおよびFE-SEMによる観察から,2種類のPVA分子のどちらでも,少量の添加により一部の粒子が球形の形を失い,どちらのPVAでもサイズは変化せず,円盤状に変わることが明らかになった。粒子のFE-SEM像は,円盤状ヘマタイト粒子が直径約5~10nmのクラスタ粒子から作られていることを明らかにした。円盤状粒子は,低い分子量のPVA-105よりも高い分子量のPVA-124により,低い濃度で作成された。この事実は,PVA-105よりもPVA124の方に多くの水酸基が存在するためである;水酸基は多核(PN)一次粒子上への吸着サイトとして作用し,PN粒子の凝集中の,粒子の形成と構造に顕著な効果を引き起こす。77KにおけるN2の吸着測定から,ヘマタイト粒子の多孔性は,グループ1,2,3と,3つに分類されるように,PVA-105,およびPVA-124の濃度を変化させることにより制御できた。PVA分子無しでグループ1に分類される粒子は,IV型の吸着等温線を示し,球形粒子間に生じた空隙のみがメソポアとして検出された。一方,少量のPVAにより生成された粒子はグループ2に分類され,ミクロポアを生じた。このグループでは100~200°Cで脱ガス後,粒子は均一なミクロポアを生じた。PVAの高い濃度で形成されたヘマタイト粒子は,グループ3に分類された。このグループでは,低温における脱ガス後粒子は直径0.6から2.0nmのミクロポアを生じ,300°Cの脱ガス後にはミクロポアがメソポアに変化した。このメソポアの形成は,300°Cにおける真空引きによるPVA吸着層の脱離のせいである。このメソポア形成は,298Kにおけるベンゼンと四塩化炭素分子の吸着実験により確認された。Copyright 2013 Springer-Verlag Berlin Heidelberg Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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高分子固体のその他の性質 

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