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J-GLOBAL ID：201302203890411838   整理番号：13A0820900

覆い下栽培における二番茶の高品質・高収益生産のための被覆方法

Covering Method in Severe Shading Tea Field for High Quality and High Profits of Second Crop of Tea Production.

著者 (5件)： 堺田輝貴 (福岡県農業総合試) ,  吉岡哲也 (福岡県農業総合試) ,  中園健太郎 (福岡県農業総合試) ,  仁田原寿一 (福岡県農業総合試) ,  仁田原寿一 (筑後農林事務所 八女普及指導セ)
資料名： 福岡県農業総合試験場研究報告  (Bulletin of the Fukuoka Agricultural Research Center)
号： 31  ページ： 63-69  発行年： 2012年03月 
JST資料番号： Y0232B  ISSN： 1341-4593  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 覆い下栽培は,主に玉露栽培で実施される。一番茶の萌芽後から摘採までの一定期間を,わら,こも,黒色化学繊維資材などで遮光することで,葉色が濃くなり,うま味成分のアミノ酸が高濃度を維持し,高品質茶に位置づけられる。ここでは,二番茶について高品質・高収益とするために,被覆開始時期や被覆期間の違いが新芽形質や品質関連成分に及ぼす影響を調査し,適した被覆方法・栽培方法を検討した。結果,二番茶は被覆開始時期が早いほど全窒素含有率や遊離アミノ酸含有量が高く官能評価や市場単価は高くなるものの生産量が低下する。収益性の評価では,1.5葉開葉期に被覆を開始したものが最も高収益となった。また二番茶の被覆は,遮光率80%の資材で8日以上の被覆で高い品質効果が得られ,被覆時間が短いと収量が確保できず,16日以上では,葉色が低下した。これらの結果から1.5葉区の被覆期間は,品質・収益性から14日程度と推察されると解説した。

シソーラス用語： 栽培 ,  *緑茶 ,  被覆 ,  *品質 ,  利益 ,  生産 ,  指標
準シソーラス用語： *玉露 ,  高品質 ,  収益 ,  *収益性 ,  *被覆法 ,  *覆い下栽培 ,  一番茶 ,  *二番茶

分類 (5件)： し好料作物  (FC03076D) ,  アルカロイドし好飲料  (FJ06030D) ,  食品の品質  (FJ01040F) ,  作物栽培施設  (FB03040V) ,  物理的防除一般  (FC05041D)

タイトルに関連する用語 (5件)： 覆い ,  栽培 ,  二番茶 ,  高品質 ,  収益