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J-GLOBAL ID：201302203914274276   整理番号：13A1892769

多世代居住 2 ネットワーク居住からみた多世代・多世帯居住の実態

著者 (1件)： 金貞均 (鳴門教大 大学院学校教育研究科)
資料名： 住宅
号： 702  ページ： 9-14  発行年： 2013年11月20日 
JST資料番号： S0648A  ISSN： 0449-4512  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 現代家族の分散居住化に伴い,分散居住を超えたネットワーク居住形成の実態を紹介した。日本の都市部・農山村地域における家族意識範囲と分散居住類型の調査を基に,離れて暮らす家族が複数の住宅をネットワークとして関連させ,必要とする援助や交流を得るネットワーク居住の形成例を紹介した。物理的分散距離を「狭域圏」(徒歩圏から市内),「中間域圏」(都道府県内),「広域圏」(その他の地域)に分け,それぞれで成立する居住関係を説明した。また,家族の生活要求を満たすために形成されるネットワーク居住成立形態を「援助型」「交流型」「空間利用型」に分類,更に分散距離や生活要求に応じて,計11パターンに分け,その組み合わせにより居住関係を再編している実態を述べた。ネットワーク居住成立形態の日韓比較を示したのち,近居による生活援助,多世帯親族間ネットワーク居住,非血縁とのネットワーク居住の事例を図示し説明した。また,ネットワーク居住の多様な成立形態,住空間の変容と,居住のネットワーキングがもたらす住居の方向性について述べた。

シソーラス用語： *ネットワーク ,  *住宅 ,  *実態調査 ,  *事例研究 ,  *家族 ,  家庭 ,  生活 ,  距離 ,  形態 ,  日本 ,  大韓民国
準シソーラス用語： *ネットワーク居住 ,  *居住 ,  世帯 ,  分散距離

分類 (2件)： 住宅問題  (RD03020R) ,  住宅建築,農村建築,城  (RB05040V)

引用文献 (8件)：

• J. H. Sheldon (1948) The Social Medicine of Old Age, The Nuffield Foundation by Oxford University Press, London
• P.タウンゼント・山室周平監訳(1974)『居宅老人の生活と親族網』、坦内出版
• Rosenmayr, L. & Kockeis, E. (1963) Propositions for a sociological theory of aging and the family, International Social, Science Journal Vol. XV, No.3, UNESCO
• 金貞均・近江隆(1994)「現代家族の分散居住の実態と居住ネットワークの形成」『日本建築学会計画系論文集』、第456号、pp.209-216
• 金貞均・近江隆(1995)「ネットワーク居住の成立形態と住機能の変化」『日本建築学会計画系論文集』、第468号、pp.161-169

タイトルに関連する用語 (3件)： 世代 ,  居住 ,  世帯