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J-GLOBAL ID：201302204386522200   整理番号：13A1925890

非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)における病因と治療ターゲットとしての酸化ストレスを含む多重ヒット

Multiple Hits, Including Oxidative Stress, as Pathogenesis and Treatment Target in Non-Alcoholic Steatohepatitis (NASH)

著者 (3件)： TAKAKI Akinobu (Okayama Univ. Graduate School of Medicine, Dentistry and Pharmaceutical Sci., Okayama, JPN) ,  KAWAI Daisuke (Okayama Univ. Graduate School of Medicine, Dentistry and Pharmaceutical Sci., Okayama, JPN) ,  YAMAMOTO Kazuhide (Okayama Univ. Graduate School of Medicine, Dentistry and Pharmaceutical Sci., Okayama, JPN)
資料名： International Journal of Molecular Sciences (Web)  (International Journal of Molecular Sciences (Web))
巻： 14  号： 10  ページ： 20704-20728 (WEB ONLY)  発行年： 2013年10月 
JST資料番号： U7038A  ISSN： 1422-0067  CODEN： IJMCFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 遺伝的差異,インスリン抵抗性および腸の細菌叢を含む多重並行ヒットは,非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の進行の原因である。多重ヒットは脂肪肝,炎症および線維形成を誘発する細胞レベルでアディポカイン分泌,小胞体および酸化ストレスを誘導し,その中で酸化ストレスは単純性脂肪肝からNASHへの進行に重要な要因と考えられる。いくつかの臨床試験は抗酸化治療が短期的に肝炎活性を効果的に制御することを示したにもかかわらず,長期間の効果は不明瞭なままである。脳血管障害または癌の治療を目的とした長期の抗酸化剤プロトコルのいくつかの試験は,利点をもたらすことができなかった。これは,これらの薬物の非選択的な抗酸化性特性によって説明できる。水素分子は細胞毒性活性酸素種だけを低下させる有効な抗酸化剤で,酸化ストレスに関連したいくつかの疾患は水素に感受性が高い。肝細胞癌へのNASHの進行は,水素の豊富な水を用いて制御することができる。このように,ミトコンドリアの酸化ストレスを標的とすることはNASH治療の良い候補であるかもしれない。この複雑な生活習慣病を制御するために,長期的な臨床介入が必要とされる。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *肝炎 ,  *ターゲット ,  *酸化ストレス ,  病因 ,  ミクロフローラ ,  *細胞分泌 ,  サイトカイン ,  ペプチドホルモン ,  *病理 ,  *細胞毒性 ,  活性酸素 ,  性質 ,  肝細胞癌 ,  ミトコンドリア ,  生活習慣病 ,  ヒト ,  小胞体ストレス ,  *肝線維症 ,  インスリン抵抗性
準シソーラス用語： インシュリン抵抗性 ,  *非アルコール性脂肪性肝炎 ,  *治療標的 ,  腸内細菌叢 ,  *サイトカイン放出 ,  抗酸化性 ,  *肝線維形成

分類 (2件)： 消化器の基礎医学  (GH01020E) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

タイトルに関連する用語 (6件)： 非アルコール性脂肪性肝炎 ,  NASH ,  病因 ,  治療ターゲット ,  酸化ストレス ,  多重