抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ここでは局所コンパクト分離可能測度空間上のm-対称既約Markov過程を考える。筆者らの1人は以前にレート関数I
μを有したDonsker-Varadhan型大偏差原理を証明した。しかし,Markov過程は爆発的である事が許されているため,その証明中の定理は不変測度からの大偏差を表現していなかった。このため,本論文において,筆者らは正規化確率測度Q
x,tを考察し,Varadhanの定式化の意味において,t→∞になるに伴い確率測度{Q
x,t}
t>0の族が大偏差原理に従う事を証明した。また,非局所Feynman-Kac変換を扱い,その定理を非局所Feynman-Kac汎関数を有した対称Markov過程へと拡張した。基底状態の存在性は擬定常分布の存在性を含意する。