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J-GLOBAL ID:201302205688594370   整理番号:13A1426003

農業用水の水質保全-2 ため池底質におけるCsの堆積状況と粒径別Cs濃度の比較

著者 (4件):
資料名:
巻: 81  号:ページ: 709-712  発行年: 2013年09月01日 
JST資料番号: F0454A  ISSN: 1882-2770  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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ため池底質におけるCs濃度を調査した。山あいに位置する,ため池Aでは,底質のCs濃度は同一地点であってもサンプルによって濃度差が大きかった。平野部に位置する,ため池BではCsの90%が表層6cmに存在し,流入地点の近傍と深い地点でCs濃度が高かった。ため池Cでは,Cs濃度は23,000~238,000Bq/kgであり,水域の形状などとCs濃度の相関は見られなかった。ため池AとCで,地点内または地点間でCs濃度が大きく異なっていた要因として,湖底地形の大きな起伏が考えられる。また,底質を粒径別に分画した結果,粘土に相当する粒径のCs濃度は,分画していない底質の1.5倍以下であった。底質が巻き上がった場合の貯留水のCs濃度を試算したところ,ため池AとBではCs濃度が極端に上昇する可能性は低かった。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
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分類 (3件):
分類
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農業土木  ,  湖沼汚濁  ,  環境の汚染及び防止 
引用文献 (12件):
  • 1) 山口紀子,高田裕介,林健太郎ほか:土壌-植物系における放射性セシウムの挙動とその変動要因,農業環境技術研究所報告31,pp.75〜129(2012)
  • 2) 東北農政局:福島県内のため池における放射性物質の測定結果(2回目)について,http://www.maff.go.jp/tohoku/press/seibi/suiriseibi/120426.html(参照2013.6.17)
  • 3) Korobova, E.M., Chizhikova, N.P. and Linnik, V. G.: Distribution of 137Cs in the particle-size fractions and in the profiles of alluvial soils on floodplains of the Iput and its tributary Buldynka Rivers (Bryansk Oblast), Eurasian Soil Science 40(4), pp. 367〜379(2007)
  • 4) Konitzer, K. and Meili, M.: Retention and horizontal redistribution of sedimentary Chernobyl 137Cs in a small Swedish forest lake, Marine and freshwater research 46(1), pp.153〜158(1995)
  • 5) 国土交通省東北地方整備局:湖沼底質環境・調査手引き(案),130p.(2009)
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