抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年の環境問題や健康ブームなどから,交通手段としての自転車利用が注目されている。その中で欧州・北アメリカでは自転車をシェアして利用する自転車共同利用システム(BSS)が運用されており,都心部における大規模な交通システムの一つとして利用されている。しかし,筆者らのケーススタディーによるとその計画手法は事業体によって様々であり,一定の計画手法は見つからない。また,GISを用いた先行事例研究では,地理情報とBSSのステーション利用者数との間に目立った相関はなかったが,同時にステーション利用者数とそのステーション規模との間にも十分な相関が見られなかった。そこで,本研究においては自転車共同利用システムの計画手法の確立を目標とし研究を進めた。研究手法としては,BSSのステーション規模決定の最適化を行うために小規模シミュレーションを行い,包絡分析法による評価を行った。シミュレーションによって得られた各計画規模に対して包絡分析法を用いることにより,利用者数や全体必要自転車数などの各出力に優れた計画規模が得られたことが本研究における大きな成果の一つである。(著者抄録)