抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
農業集落排水施設処理水BODについて,生物膜方式と活性汚泥方式の水質運転管理情報に基づいた主成分分析や重回帰分析等の多変量解析を通じて,その処理性能の評価を行いながら,運転・管理因子による影響と運転管理への反映手法を考察した。生物反応槽のBOD処理に係る水質運転管理指標は少数個の主成分で集約できるとともに,クラスター分析と重回帰分析を組み合わせた評価を通じて,処理状況を定量的に把握できることが明らかになった。また,生物膜方式・活性汚泥方式ともに沈殿槽流出水ATU-BODには,槽内流入水ATU-BOD濃度,槽内微生物濃度,槽内DO濃度(酸化還元状況)が影響を与えており,BOD処理性能の確保・安定を図るためには,汚水中ATU-BODの効率的な低減とともにN-BODの発生制御を視野に入れた運転管理の重要性が示唆された。(著者抄録)