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J-GLOBAL ID：201302205945279260   整理番号：13A0683508

廃石膏ボード微粉末-高炉スラグ-フライアッシュ混合セメントコンクリートに竹を補強材として用いたCFB(Composite Cement Concrete-Filled-Bamboo)の開発

COMPOSITE CEMENT CONCRETE-FILLED-BAMBOO COMPRISING PULVERIZED WASTE PLASTERBOARD, FLY ASH AND GROUND GRANULATED BLAST-FURNACE SLAG

著者 (1件)： 今本啓一 (東京理大 工)
資料名： 日本建築学会構造系論文集  (Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ))
号： 686  ページ： 671-678  発行年： 2013年04月30日 
JST資料番号： F0393B  ISSN： 1340-4202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 普通ポルトランドセメントを使用せず,廃石膏ボード微粉末を刺激材とし,アルカリ刺激材とともにフライアッシュ及び高炉スラグを結合材としたコンクリート(CCC)の適用性を検討した。また,この種のコンクリートを用いた鉄筋コンクリートに代わる新しい構造材料の可能性について基礎的実験を行った。その結果,1)CCC曲げ結合材のペースト実験より,高炉スラグ微粉末をより多く用いるほど,より高い高強度が達成でき,収縮は大きくなること,2)高炉スラグ骨材を使用したCCCは相対的に強度発現が高い傾向があること,3)SEM画像観察結果から,高炉スラグ細骨材表面では反応生成物が確認でき,普通細骨材表面では確認できないことから,前述の強度発現はこの骨材表面の反応が寄与していることが示唆されること,などが分かった。

シソーラス用語： *石膏ボード ,  微粉体 ,  *廃物利用 ,  *高炉スラグ ,  *フライアッシュ ,  竹類 ,  補強材料 ,  結合材料 ,  ポルトランドセメント ,  コンクリート ,  ペースト ,  混合比 ,  濃度依存性 ,  圧縮強さ ,  乾燥収縮 ,  強度発現 ,  電子顕微鏡観察 ,  反応生成物 ,  細骨材 ,  養生 ,  粒度分布 ,  流動性 ,  置換率 ,  細孔 ,  X線回折分析 ,  石灰 ,  ドロマイト【岩石】 ,  合成ゼオライト ,  経時変化 ,  吸着等温式 ,  界面 ,  弾性係数 ,  水中 ,  大気中 ,  原子炉構成要素 ,  放射線遮蔽材 ,  曲げ試験 ,  応力歪特性 ,  曲線 ,  中性子遮蔽体 ,  *廃石膏ボード ,  荷重-変位曲線 ,  機械的性質 ,  強度 ,  特性
準シソーラス用語： ゼオライト【合成】 ,  荷重-変形曲線 ,  自己収縮 ,  等温吸着

分類 (2件)： その他の石材  (YC05070M) ,  資源回収利用  (SC05060V)

引用文献 (15件)：

• 1) JIS A 5430:2004, 繊維強化セメント板
• 2) 近藤連一:石膏スラグセメント(第2報),窯業協会誌,Vol.62,No.703,pp.741-746,1954.
• 3) 小林一輔,魚本健人:高炉水砕スラグ・排煙脱硫せっこう系セメントを用いたコンクリートの諸問題とその対策,セメント・コンクリート,No.409,pp.8-15,1961.3
• 4) 藤井隆史,田中秀和,綾野克紀,阪田憲次:鉄鋼スラグ水和固化体のpHが強度および耐久性に及ぼす影響,コンクリート工学年次論文集,Vol. 26,No. 1,pp.1653-1658,2004. 7
• 5) F.Collins and J.G.Sanjayah, Cracking tendency of alkali-activated slag concrete subjected to restrained shrinkage, Cement and Concrete Research, 30(2000), pp.791-898, 2000.

タイトルに関連する用語 (9件)： 廃石膏ボード ,  微粉末 ,  高炉スラグ ,  フライアッシュ ,  混合セメント ,  コンクリート ,  竹 ,  補強材 ,  開発