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J-GLOBAL ID：201302206164002936   整理番号：13A1065789

定積・定圧・任意条件下における溶媒和熱力学量とその温度依存性

著者 (1件)： 甲賀研一郎 (岡山大 大学院自然科学研究科)
資料名： アンサンブル  (分子シミュレーション学会誌)
巻： 15  号： 2  ページ： 92-96  発行年： 2013年04月30日 
JST資料番号： L8101A  ISSN： 1884-6750  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 定積,定圧,または任意の微小体積変化を伴う溶媒和過程の何れかを選択するかにより,溶媒和自由エネルギーは変化しないが,溶媒和エンタルピーと溶媒和エントロピーは変化する。この点に注意しながら低温における疎水性水和に特徴的な負の溶媒和エンタルピーと正の溶媒和自由エネルギーが実現する条件について考察した。任意の溶媒和過程に対する溶媒和エンタルピーあるいはエントロピーは,溶媒和自由エネルギーの体積または圧力を固定しない温度微分に関係付けられることを示した。

シソーラス用語： *溶媒和 ,  エネルギー計算 ,  エンタルピー ,  エントロピー ,  *効果 ,  疎水性 ,  *熱力学 ,  水 ,  係数 ,  液体 ,  自由エネルギー ,  *温度依存性 ,  変化 ,  単純液体 ,  等圧変化
準シソーラス用語： 圧力係数 ,  *疎水性効果 ,  定圧変化

分類 (2件)： 溶液論一般  (CB05010Z) ,  化学熱力学(混合系)一般  (CB02031R)

引用文献 (10件)：

• [1] N. Matubayasi, L. H. Reed, and R. M. Levy, J Phys. Chem. 98, 10640 (1994).
• [2] N. Matubayasi, E. Gallicchio, and R. M. Levy, J. Chem. Phys. 109, 4864 (1998).
• [3] N. M. Cann and G. N. Patey, J. Chem. Phys. 106, 8165 (1997).
• [4] D. Ben-Amotz, F. 0. Raineri, and G. Steil, J. Phys. Chem. B 109, 6866 (2005).
• [5] D. Ben-Amotz and B. Widom, J. Phys. Chem. B 110, 19839 (2006).

タイトルに関連する用語 (4件)： 積 ,  溶媒和熱 ,  力学量 ,  温度依存性