文献

J-GLOBAL ID：201302206252091337   整理番号：13A0802225

粒子フィルタを使用する部分載荷模型試験でのCam-clayモデル用パラメータ同定

Parameter identification for Cam-clay model in partial loading model tests using the particle filter

著者 (5件)： SHUKU Takayuki (Okayama Univ., Okayama, JPN) ,  MURAKAMI Akira (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  NISHIMURA Shin-ichi (Okayama Univ., Okayama, JPN) ,  FUJISAWA Kazunori (Okayama Univ., Okayama, JPN) ,  NAKAMURA Kazuyuki (Meiji Univ., Kawasaki, JPN)
資料名： Soils and Foundations (Web)  (Soils and Foundations (Web))
巻： 52  号： 2  ページ： 279-298  発行年： 2012年04月 
JST資料番号： U2456A  ISSN： 0038-0806  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： データ同化は,システムの数値モデルへ希薄な観察データを合併することにより,興味のある動態体系の状態を評価するための地球物理学,気象学及び海洋学のような地球科学分野で開発された用途の広い方法論である。特に,粒子フィルタ(PF)と呼ばれるデータ同化方法は,非線形・非ガウス問題に適用することができ,地盤工学的問題への適用の大きな可能性を有する。本研究の目的は,理論的及び土質工学的問題へのPFの実際的な有効性を実証することである。すなわち,地盤材料の弾塑性パラメータを同定するために,本手法を数値試験及び実際の模型試験に適用した。土の力学的挙動は,現在の応力及び土の最近の応力履歴の両方に依存するので,土の応力履歴を考慮できるSISと呼ぶ試料採取法が,弾塑性試料のパラメータ同定に非常に有効である。数値試験結果は,SISに基づいたPFにより同定されたパラメータが真の値に収束していることを示した。そして,本研究で提示したアプローチは,弾塑性地盤材料の正確なパラメータ同定方法として有望であることを示した。さらに,同定されたパラメータを使用したシミュレーション結果は,実測データに近似しており,短期測定データでも,高精度の長期予測が可能であった。PFアプローチは,最適化手法から得られる単純な評価値よりも興味深いパラメータ情報をもたらした。すなわち,同定は確率密度関数の形で表した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 土木材料 ,  パラメータ ,  *濾波器 ,  模型試験 ,  *解析モデル ,  *システム同定 ,  データ同化 ,  解析 ,  数値解析
準シソーラス用語： *Cam-Clayモデル ,  *パラメータ同定 ,  逆解析 ,  載荷模型試験 ,  弾塑性パラメータ ,  地盤材料 ,  土-水連成有限要素解析 ,  有限要素解析 ,  *粒子フィルタ

分類 (1件)： 土の圧縮,圧密,せん断,地盤沈下  (RA03050P)

引用文献 (43件)：

• Akaike, H., 1980. Likelihood and Bayes procedure with discussion. In: Bernado, J.M., DeGroot, M.H., Lindley, D.V., Smith, A.F.M. (Eds.), Bayesian Statistics, vol. 143-166. Valencia University Press, pp. 185-203.
• Arai, K., Ohta, H., Kojima, K., 1984. Estimation of soil parameters based on monitored movement of subsoil under consolidation. Soils and Foundations 24 (4), 95-108.
• Arai, K., Ohta, H., Kojima, K., Wakasugi, M., 1986. Application of back-analysis to several test embankments on clay deposits. Soils and Foundations 26 (2), 60-72.
• Arai, K., Ohta, H., Kojima, K., 1987. Estimation of nonlinear constitu- tive parameters based on monitored movement of subsoil under consohdation. Soils and Foundations 27 (1), 35-49.
• Asaoka, A., 1978. Observational procedure of settlement prediction. Soils and Foundations 18 (4), 87-101.

タイトルに関連する用語 (5件)： 粒子フィルタ ,  部分載荷 ,  模型試験 ,  モデル ,  パラメータ同定