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J-GLOBAL ID：201302206263184400   整理番号：13A1339744

低電源電圧におけるフリップフロップの故障モードの解析

Failure mode analysis for flip-flops at low voltages

著者 (6件)： 藤田隆史 (京大 大学院情報学研究科) ,  川島潤也 (京大 大学院情報学研究科) ,  廣本正之 (京大 大学院情報学研究科) ,  筒井弘 (北大 大学院情報科学研究科) ,  越智裕之 (立命館大 情報理工) ,  佐藤高史 (京大 大学院情報学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 113  号： 112(ICD2013 24-46)  ページ： 129-134  発行年： 2013年06月27日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 回路の低消費電力化に向けて,トランジスタの閾値電圧近傍またはそれ以下の低電圧で回路を動作させる低電源電圧回路が注目されている。電源電圧の低減とともにトランジスタの電流が指数的に小さくなる一方で,そのばらつきは指数的に大きくなることが知られている。低電源電圧下では,回路が正常動作可能な下限の電源電圧として定義される最小動作電圧の変動,および回路のタイミング変動を考慮した設計が,歩留まり確保のために重要となる。本稿では,標準論理セル中で特に最小動作電圧の高いフリップフロップ(FF)回路に着目し,静的な動作限界を与える最小動作電圧の故障モード解析と,動的な動作限界を与えるセットアップ・ホールド時間の解析を行う。65-nmの商用ライブラリのFF回路について,低電圧動作時に脆弱となるトランジスタを特定した。また,広い電圧範囲において遅延時間とセットアップ・ホールド時間の比は一定であり,低電圧においてFF回路により多くのタイミングマージンを割り当てる必要は無いことが分かった。(著者抄録)

シソーラス用語： *故障モード ,  双安定回路 ,  *トランジスタ ,  分散【variance】 ,  電圧 ,  変動 ,  タイミング解析 ,  ナノテクノロジー ,  遅れ ,  *回路設計 ,  ばらつき ,  電源電圧
準シソーラス用語： フリップフロップ ,  タイミング変動 ,  遅延

分類 (3件)： 信頼性  (KB04040H) ,  トランジスタ  (NC03070N) ,  CAD,CAM  (JE10000A)

タイトルに関連する用語 (4件)： 電源電圧 ,  フリップフロップ ,  故障モード ,  解析