文献

J-GLOBAL ID：201302206351493110   整理番号：13A0291193

「バイオマス研究の10年を振り返る」2 糖質・でん粉作物の低コスト生産によるエタノール製造原料としての利用

著者 (1件)： 勝田真澄 (農業技術研究機構 作物研)
資料名： 農業および園芸  (Agriculture and Horticulture)
巻： 88  号： 2  ページ： 233-241  発行年： 2013年02月01日 
JST資料番号： G0801A  ISSN： 0369-5247  CODEN： NOOEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 国産バイオマス輸送用燃料の生産と利用促進が掲げられバイオディーゼルやバイオエタノール,バイオガスが注目されている。このうち,糖化したでん粉質や糖質から製造される燃料用エタノールは,米国のトウモロコシ,ブラジルのサトウキビ,EUのテンサイなどを原料として実用化されている。日本では,北海道のバレイショやテンサイ,南九州のカンショが原料作物として有望視され,変換技術の開発が進められてきた。ここでは,その流れと現状の利用状況を解説した。

シソーラス用語： *バイオマス ,  炭水化物 ,  *澱粉 ,  原価 ,  製造原価 ,  *原料 ,  状態 ,  *バイオガス ,  資源技術 ,  トウモロコシ ,  サトウキビ ,  サトウダイコン ,  アルコール燃料 ,  脂肪族アルコール ,  糖質 ,  燃料用エタノール ,  *ローコスト
準シソーラス用語： *エネルギー変換技術 ,  現状 ,  生産コスト ,  *低コスト ,  甜菜

分類 (1件)： 生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y)

物質索引 (1件)： エタノール

引用文献 (10件)：

• Koga, N. 2008. An energy balance under a conventional crops rotation system in northern Japan: Perspectives on fuel ethanol production from sugar beet. Agr. Ecosys. Env. 125: 101-110.
• Koga, N. et al., 2009. Potential agronomic options for energy-afficient sugar beet- based bioethanol production in northern Japan. GCB Bioenergy, 1: 220-229.
• Yun, M.S. et al. 2011. An Improved CARV Process for Bioethanol Production from a Mixture of Sugar Beet Mash and Potato Mash. Biosci. Biotechnol. Biochem, 75(3): 602-604
• Adachi et al. 2011. Transplantation of Half-Cut Tuber Seedlings Provides Enhanced Yields Over Conventional Sprouted-Vine Planting in Sweet Potato Cultivar“Murasakimasari". Plant Prod. Sci. 14(3): 291-297.
• 片山健二2005.サツマイモのでん粉特性の変異に関する育種学的研究.育種学研究7(4):201-204.

タイトルに関連する用語 (7件)： バイオマス ,  研究 ,  糖質 ,  でん粉 ,  作物 ,  エタノール ,  製造原料