抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿の目的は,札幌学院大学社会情報学部のカリキュラムの改訂の歴史を見ることによって,社会情報学の学問的体系化の変遷をたどることである。カリキュラム編成の当初は既存学問分野の組み合わせという側面が強く,社会学+情報学という考え方から出発している。その際,社会学は問題発見,情報学は方法論的という明確な区分があった。しかし,現代社会の変化とともに,社会情報学は統合的な関係にカリキュラム上においてもなっていく。それは,情報を人間生活の基本的なものとしてとらえることにより,情報ネットワークをより能動的なコミュニケーションとしてとらえることによって行なわれた。社会情報学のコミュニケーションとしての側面を強調するようにカリキュラムは改訂されてきた。それは,コンピュータでつながれた世界が「社会」化していく過程と符合している。(著者抄録)