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J-GLOBAL ID：201302207407260315   整理番号：13A0244122

南オーストラリア州マレー川下流部における堰湛水池サーチャージと藻類バイオフィルム群落多様性の対応増加

WEIR POOL SURCHARGE AND A CORRESPONDING INCREASE IN ALGAL BIOFILM COMMUNITY DIVERSITY IN THE LOWER RIVER MURRAY, SOUTH AUSTRALIA

著者 (3件)： SOUTER N. J. (Dep. Water, Land and Biodiversity Conservation, SA, AUS) ,  WALTER M. (Dep. Water, Land and Biodiversity Conservation, SA, AUS) ,  WEN L. (Dep. Water, Land and Biodiversity Conservation, SA, AUS)
資料名： River Research and Applications  (River Research and Applications)
巻： 28  号： 10  ページ： 1853-1857  発行年： 2012年12月 
JST資料番号： T0364A  ISSN： 1535-1459  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 南オーストラリア州マレー川下流部の堰湛水池において,2005年~2006年夏に環境改善のために4カ月間のサーチャージ(過剰貯留)が試行された。藻類バイオフィルム群落組成に対するこの過剰貯留の影響を評価するため,この試行期間に人工基質上で成長させた藻類バイオフィルムを水位が安定した次の年(2007年)のものと比較した。基質は河川内と連結湿地に水深300mmで固定し,過剰貯水中は水位変化に対応するために追加浮き基質を配置した。両年に発達した藻類群落は珪藻類が優占し,4カ月過剰貯留時のバイオフィルム多様性は安定水位のものと比較して明らかに大きかった。安定水位バイオフィルムでは群落がわずかに変化したのに対して,過剰貯留時のバイオフィルムは藻類群落組成が大きく変化した。固定基質と浮き基質には差が見られず,水位変化が両者の差の主原因ではなく,光,栄養物質および水温の差が影響したと考えられた。これらの結果は,堰湛水池の過剰貯留によって藻類バイオフィルム多様性を改善できる可能性を示している。

シソーラス用語： 南オーストラリア州 ,  *堰 ,  湛水 ,  藻類 ,  *生物膜 ,  *生物多様性 ,  環境整備 ,  水位変動 ,  珪藻類
準シソーラス用語： マレーダーリング盆地 ,  群落組成

分類 (1件)： 河川調査・計画  (RC12020M)

タイトルに関連する用語 (9件)： 南オーストラリア州 ,  マレー川 ,  下流部 ,  堰 ,  湛水 ,  藻類 ,  バイオフィルム ,  群落 ,  多様性