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J-GLOBAL ID：201302208333235883   整理番号：13A1497247

新製品開発プロセスと資源・能力の構築に関する研究~台湾OBM自転車部品メーカーの事例

著者 (1件)： CHANG Shu-Wen (台湾・東海大)
資料名： 工業経営研究  (Journal of Industrial Management Research)
巻： 27  ページ： 81-86  発行年： 2013年08月30日 
JST資料番号： L3347A  ISSN： 1340-7422  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 台湾自転車産業は後進国キャッチアップの成功モデルとされる。小規模の後発OBM(自社ブランド化)型部品メーカーはどんなプロセスで新製品を開発・設計しているか,いかに開発資源不足の問題を乗り越え大手先進企業(例えばShimano社)と競争しているか。天心工業の事例を通じて,1)天心工業では,業務能力として4段階の製品開発プロセス(企画/設計/試作/量産立ち上げ)に従って新製品開発を行う,2)業務能力以外に動的な能力も見られる(企画と設計段階におけるプロ選手からのニーズとアドバイスの聴取・収集など),3)Shimanoの仕様に合わせ,自社特許の使用とShimano仕様の回避設計よって互換性製品を開発しているが,自社でも新製品開発を通じて特許を蓄積している,を明らかにした。後発OBM型部品メーカーは,内部資源の創造・再配置/外部資源の積極的・効率的な調達・リリース/内部資源と外部資源の統合を通じて,資源不足の問題を乗り越えれば,先進企業と対抗でき,生残りが可能であるという含意を得た。

シソーラス用語： *製品開発 ,  *自転車 ,  *部品 ,  事例研究 ,  資源 ,  能力開発 ,  発展途上国 ,  *経営戦略 ,  競争力 ,  特許 ,  文献展望 ,  ブランド
準シソーラス用語： ビジネスモデル ,  経営資源 ,  新製品開発

分類 (2件)： マーケティング  (KA06020W) ,  自動車製造  (QG08000M)

引用文献 (15件)：

• [1] Barney J B.,1991. "Firm Resources and Sustained Competitive Advantage," Journal of Management, Vol.17, pp.99-120.
• [2] 張書文,2012."台湾自転車部品メーカーの自社ブラ ンド化とアップグレード~天心工業の事例研究",工 業窿営笏『彡窰 vol.26, pp.195-201.
• [3]瞿宛文,2006."台湾後起者能藉由品牌升級鳴?", 台湾社会研究季刊,vol.63, pp.1-52.
• [4] 張永佶,蔡敦浩,林文玲,陳可杰,2006."並聯研発 與競争優勢:台湾自行車産業的個案研究",鯉艪, vol.25, No.4, pp.97-129.
• [5] Eisenhardt, K. M, Martin, J. A., 2000. "Dynamic Capabilities: What Are They? Strategic Management Journal," October湧ovember Special Issue 21: 1105-1121.

タイトルに関連する用語 (9件)： 新製品開発 ,  プロセス ,  資源 ,  能力 ,  構築 ,  研究 ,  台湾 ,  自転車 ,  メーカー