文献
J-GLOBAL ID:201302208440844060   整理番号:13A1415317

ラット胸腺細胞におけるディルドリンとH2O2による細胞致死率の相乗的な増加:酸化ストレスに曝露した細胞に及ぼすディルドリンの影響

Synergistic increase in cell lethality by dieldrin and H2O2 in rat thymocytes: Effect of dieldrin on the cells exposed to oxidative stress
著者 (6件):
資料名:
巻: 93  号:ページ: 353-358  発行年: 2013年09月 
JST資料番号: E0843A  ISSN: 0045-6535  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
残留性殺虫剤のひとつであるディルドリンは生物的分解及び無生物的分解に非常に耐性である。ディルドリンは生物中に蓄積する。最近の研究はディルドリンが酸化ストレスにさらされた細胞に潜在的な細胞毒性作用を及ぼすことを示唆している。本研究では過酸化水素(H2O2)誘発性の酸化ストレスにさらされたラット胸腺細胞に及ぼすディルドリンの影響について検討した。5μMのディルドリンと300μMのH2O2は細胞致死率を対照値の5.4±0.5%からそれぞれ7.8±1.3%及び9.0±0.3%に若干増加させた。ディルドリンとH2O2の同時投与は細胞致死率を43.2±1.8%にまで有意に増加させた。この細胞致死率の相乗的増加はディルドリン濃度(0.3~5μM)に依存したがH2O2濃度(30~300μM)には依存しなかった。アネキシンV-FITCとよう化プロピジウムを用いて推定したところ,ディルドリンはH2O2誘発性の細胞死を早めた。ディルドリンもしくはH2O2いずれかが存在すると非蛋白質性チオールの細胞濃度が減少し細胞内Zn2+濃度が増加する。ディルドリンとH2O2の組み合わせはこれらの効果をさらに顕著にした。細胞内Zn2+のキレート剤であるTPEN(N,N,N′,N′-テトラキス[2-ピリジルメチル]エチレンジアミン)はディルドリンおよびH2O2が誘発する細胞致死率の相乗的増加を有意に弱めた。以上のことからディルドリンはH2O2の細胞毒性をZn2+依存的に増していると示唆した。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
動物に対する影響  ,  農薬 
物質索引 (1件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです

前のページに戻る