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J-GLOBAL ID：201302208488985439   整理番号：13A1415363

生体高分子におけるドメイン動態に対するNMR分光法

NMR spectroscopy on domain dynamics in biomacromolecules

著者 (1件)： SHAPIRO Yury E.
資料名： Progress in Biophysics & Molecular Biology  (Progress in Biophysics & Molecular Biology)
巻： 112  号： 3  ページ： 58-117  発行年： 2013年08月 
JST資料番号： H0337B  ISSN： 0079-6107  CODEN： PBIMAC  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 生体高分子のドメイン動態は,タンパク質および核酸の構造に関する膨大な利用可能なデータを理解するために重要であることから,現在盛んに研究が行われている分野である。構造の柔軟性の制御は,生体高分子の適切な機能のために必要不可欠である。コンピューターアルゴリズムとデータベースばかりでなく生物物理学的発見も,しばしば壮大なドメイン動態についての理解を作り直してきた。残基のレベルでは,累積的な効果が二次,三次,そして四次構造の大きな変化をもたらす局所的なペプチドの結合角度の弛緩によって,そのような柔軟性が起こる。柔軟性の有無は,最も多くの場合,ドメイン間の結合の性質に依存している。柔軟性のある結合と比較的強固な結合の両者が,多数の多ドメイン性生体高分子において見いだされている。多ドメイン性生体高分子およびそれらの複合体の大規模な構造の不均質性は,今や例外というよりはむしろ標準的な状態であるとみなされている。そのような動きが無い場合も,いわゆる分子定規の場合のように,生体高分子の構造において望ましい機能的効果を持つ。NMR分光法の現代的方法は,生体高分子におけるドメインの動きに関して,それらの機能発現のタイムスケールに関連した幅広いタイムスケールで,詳細な情報を提供しうる。著者たちは本稿で,NMR分光法の領域におけるここ最近の業績に基づいた,ドメインの動きの性質に対する最近の見解を概説する。集合的なドメイン内およびドメイン間の動きの実験的および理論的側面を考察する。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *NMR【磁気共鳴】 ,  生体高分子 ,  *分子構造 ,  相互作用 ,  構造 ,  折畳み構造 ,  *分子内運動 ,  分子内相互作用 ,  構造解析 ,  立体構造
準シソーラス用語： ドメイン間相互作用 ,  ドメイン構造 ,  *高分子構造 ,  分子内力 ,  立体構造解析

分類 (2件)： 高分子の立体構造  (CG02031G) ,  分光分析  (CC03012W)

タイトルに関連する用語 (3件)： 生体高分子 ,  ドメイン ,  NMR分光法