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J-GLOBAL ID：201302209118411030   整理番号：13A1317217

熱活性化領域における面内磁化系のスピントルクスイッチング

Spin torque switching of an in-plane magnetized system in a thermally activated region

著者 (5件)： TANIGUCHI Tomohiro (National Inst. Advanced Industrial Sci. and Technol., Ibaraki, JPN) ,  UTSUMI Yasuhiro (Mie Univ., Mie, JPN) ,  MARTHALER Michael (Karlsruhe Inst. Technol., Karlsruhe, DEU) ,  GOLUBEV Dmitri S. (Karlsruhe Inst. Technol., Karlsruhe, DEU) ,  IMAMURA Hiroshi (National Inst. Advanced Industrial Sci. and Technol., Ibaraki, JPN)
資料名： Physical Review. B. Condensed Matter and Materials Physics  (Physical Review. B. Condensed Matter and Materials Physics)
巻： 87  号： 5  ページ： 054406.1-054406.9  発行年： 2013年02月 
JST資料番号： D0746A  ISSN： 1098-0121  CODEN： PRBMDO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ナノ強磁性体における磁化のスピントルクスイッチングは興味ある現象でスピンRAMのような応用が有望である。ここでは,面内磁化系のスピントルクスイッチングをWKB法を用いるFokker-Planck方程式によって解析した。温度は低く,減衰とスピントルクは小さいと仮定した。その結果,二つの臨界電流I_cおよびI_c^*が得られた。I_cはゼロ温度におけるスピントルクスイッチングの臨界電流,I_c^*は熱揺らぎがなくてもスイッチングが起こる電流で,I_c^*≒1.27I_cであった。スイッチング速度は(1-I/I_c^*)^bで表わされる。bはI≦I_cでは殆ど1に等しく,電流Iが増大すると増大することが分かった。

シソーラス用語： *磁性体 ,  *磁石 ,  活性化 ,  熱影響 ,  *トルク ,  *スイッチング ,  WKB法 ,  Fokker-Planck方程式 ,  臨界電流 ,  ゆらぎ ,  速度
準シソーラス用語： スイッチング速度 ,  *スピントルク ,  *ナノ磁性体 ,  熱ゆらぎ ,  熱活性化

分類 (1件)： 磁性理論  (BM06020X)

タイトルに関連する用語 (2件)： 熱活性化 ,  面内磁化