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J-GLOBAL ID:201302209574048770   整理番号:13A1560515

Si量の増加と表面軟化による焼戻しマルテンサイト鋼の遅れ破壊感受性の低減

Reduction of Delayed Fracture Susceptibility of Tempered Martensitic Steel through Increased Si Content and Surface Softening
著者 (6件):
資料名:
巻: 53  号:ページ: 714-722 (J-STAGE)  発行年: 2013年 
JST資料番号: F0100A  ISSN: 0915-1559  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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遅れ破壊亀裂が表面層で開始することからミクロ組織と共に表面層の改善は高強度鋼の開発に必要である。本研究においては,引張強さ1450MPaを有する焼戻しマルテンサイト鋼の遅れ破壊感受性を低減するために二つのアプローチが取られた。ひとつは,Si量の増加によるもので,ミクロ組織を改善することを意図していた。もう一つは表面軟化処理によるもので,表面層を改善することであった。遅れ破壊感受性を定歪速度引張試験(引張試験)とNH4SCN水溶液中での定荷重試験を実施することで評価した。Si量を0.2mass%から1.88mass%まで増加すると粒界破壊を抑止し,遅れ破壊感受性を低減させることを見出した。この改善についての一つの理由は,初晶γ粒界上および母相中のFe3C粒径がSi量の増加と共に減少することで,このことはSiは転位構造を安定化させることを意味している。表面軟化した鋼試片の表面強度が1150MPaよりも低い時,遅れ破壊感受性は更に低下した。これは,表面層のVickers硬度の低下によるものだけでなく,表面層での水素濃度の低下による。高い焼戻し温度を受けた表面層での転位の再配列と消滅およびFe3C粒子の球状化と粗大化も表面層での水素濃度の低減をもたらす。(翻訳著者抄録)
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機械的性質  ,  金属材料 
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