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J-GLOBAL ID：201302209680980536   整理番号：13A0013755

電解質濃度の異なる水中における白浜砂岩のサブクリティカルき裂進展

Subcritical Crack Growth of Shirahama Sandstone in Water with Various Electrolyte Concentrations

著者 (4件)： 奈良禎太 (京都大学大学院工学研究科) ,  広吉直樹 (北海道大学大学院工学研究院) ,  米田哲朗 (北海道大学大学院工学研究院) ,  金子勝比古 (北海道大学大学院工学研究院)
資料名： 材料  (Journal of the Society of Materials Science, Japan)
巻： 61  号： 7  ページ： 662-667 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： F0385A  ISSN： 0514-5163  CODEN： ZARYA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 電解質濃度の異なる水中にある岩石について,そのき裂進展に及ぼす影響を解明するために行った実験結果を報告した。実験試料は粘土鉱物を多く含んでいる白浜砂岩を用い,この薄板状の供試体を作った。実験は,供試体をデシケーター内で蒸留水および濃度の異なる塩化ナトリウム水溶液に入れ,定変位ダブルトーション(DT)試験によりき裂進展の測定を行った。試験の結果,各塩水環境でのき裂進展特性が明らかになり,サブクリティカルき裂進展指数の値は,濃度が1.0mol/lのときに最も高くなり,蒸留水中で最も低いことなどが分かった。

シソーラス用語： *砂岩 ,  亀裂 ,  電解質 ,  濃度 ,  試験 ,  塩化ナトリウム ,  水溶液 ,  塩水 ,  蒸留水 ,  電気二重層 ,  粘土鉱物 ,  速度 ,  *亀裂伝搬 ,  応力拡大係数 ,  強度試験 ,  亀裂伝搬速度
準シソーラス用語： *サブクリティカル亀裂進展 ,  亀裂進展速度 ,  定変位ダブルトーション試験

分類 (3件)： その他の材料  (HC04050S) ,  堆積岩岩石学  (DE05040Q) ,  岩盤の力学的性質  (HE02000H)

引用文献 (33件)：

• 1) B. K. Atkinson, “Subcritical crack growth in geological materials”, Journal of Geophysical Research, Vol.89, No.B6, pp.4077-4114 (1984).
• 2) B. K. Atkinson and P. G. Meredith, “Fracture mechanics of rock”, pp.111-166 (1987) Academic Press.
• 3) Y. Nara, “Previous results and new development for studies of subcritical crack growth in rock -To understand time-dependent behavior of crack growth-”, Journal of MMIJ, Vol.123, No.1, pp.2-9 (2007).
• 4) Y. Nara, N. Hiroyoshi, T. Yoneda and K. Kaneko, “Effects of relative humidity and temperature on subcritical crack growth in igneous rock”, International Journal of Rock Mechanics and Mining Sciences, Vol.47, No.4, pp.640-646 (2010).
• 5) Y. Nara, K. Morimoto, T. Yoneda, N. Hiroyoshi and K. Kaneko, “Effects of humidity and temperature on subcritical crack growth in sandstone”, International Journal of Solids and Structures, Vol.48, No.7-8, pp.1130-1140 (2011).

タイトルに関連する用語 (5件)： 電解質 ,  水中 ,  砂岩 ,  サブ ,  き裂進展