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J-GLOBAL ID:201302209740370600   整理番号:13A1401340

ヒトの血液中の特異な4,4′-メチレンジフェニルメタンジイソシアネートヘモグロビン付加体の定量

Analytical determination of specific 4,4′-methylene diphenyl diisocyanate hemoglobin adducts in human blood
著者 (2件):
資料名:
巻: 405  号: 23  ページ: 7205-7213  発行年: 2013年09月 
JST資料番号: E0425B  ISSN: 1618-2642  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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4,4′-メチレンジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)は,ポリウレタンと他のMDIベースの合成の産業上の生産で最も重要なイソシアネートの1つである。MDIの分析は,尿や血液中のMDI暴露のマーカーとしての非特異的な4,4′-メチレンジアニリンの定量によって日常的に行われる。いくつかの論文がMDIのアルブミン,又はヘモグロビンとの特異的付加体を報告しているので,ヒトの体内でのそれらの存在についての多くの情報が必要である。MDIとヘモグロビンの特異な付加体が,高ドーズの吸入後のラットで報告されているに過ぎない。本研究の目的は,ヒトの血液中のヘモグロビンの付加体,5-イソプロピル-3-[4-(4-アミノベンジル)フェニル]ヒダントイン(ABP-Val-Hyd)をはじめて検出することである。筆者らは,MDIに暴露した労働者の血液試料中にABP-Val-Hyd/gグロビン(16pmol/g)の最大で5.2ngの値を見出した。この特異なMDIマーカーの可能な量について入手される情報がないので,分析法を最適感度と選択性に焦点を当てた。筆者らは,ガスクロマトグラフィー-高分解能質量分析の負化学イオン化を利用してABP-Val-Hyd/gグロビン(0.062pmol/g)に0.02ngの検出限界を達成した。本法のロバスト性が3.0~9.8%の範囲の相対標準偏差によって確認された。ABP-Val-Hyd/gグロビン(31pmol/g)の最大で10ngまでの直線検出範囲と増強された精度パラメーターは,本法がヒトの母集団のスクリーニング用に最適化されていることを実証する。Copyright 2013 Springer-Verlag Berlin Heidelberg Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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有機化合物の各種分析  ,  生物薬剤学(基礎) 
物質索引 (3件):
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引用文献 (27件):
  • European Chemicals Agency (2008) Data on manufacture, import, export, uses and releases of 4,4’-diaminodiphenylmethane as well as information on potential alternatives to its use. http://echa.europa.eu/documents/10162/13640/tech_rep_mda_en.pdf. Accessed 11 Mar 2013)
  • Wisneswski AV, Xu L, Robinson E, Liu J, Redlich CA, Herrick CA (2011) Immune sensitization to methylene diphenyl diisocyanate (MDI) resulting from skin exposure: Albumin as a carrier protein connecting skin exposure to subsequent respiratory responses. J Occup Med Toxicol 6:6
  • Pauluhn J, Leng G (2003) Concentration-dependence of biomarkers of exposure of methylenediphenyl-diisocyanate following acute inhalation exposure of rats. Toxicology 185:35-48
  • Sabbioni G (1992) Hemoglobin binding of monocyclic aromatic amines: Molecular dosimetry and quantitative structure activity relationships fort the N-oxidation. Chem Biol Interact 81:91-117
  • Reisser M, Schmidt BF, Brown WE (2002) Synthesis, characterization and solvolysis of mono- and bis-S-(glutathionyl) adducts of methylene-bis-(phenylisocyanate) (MDI). Chem Res Toxicol 15:1235-1241
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