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J-GLOBAL ID：201302209885848541   整理番号：13A0011225

同調粘性マスダンパーを適用した超高層鉄骨造建物の応答制御効果

RESPONSE CONTROL EFFECT OF HI-RISED STEEL BUILDING STRUCTURE USING TUNED VISCOUS MASS DAMPERS

著者 (7件)： 杉村義文 ((株)NTTファシリティーズ研究開発本部) ,  後藤航 ((株)NTTファシリティーズ研究開発本部) ,  谷沢弘容 ((株)NTTファシリティーズ東北支店) ,  永作智也 (NTT都市開発(株)開発推進部) ,  斎藤堅二郎 ((株)NTTファシリティーズ東北サービス事業部) ,  二宮利文 ((株)NTTファシリティーズ建築事業本部) ,  斉藤賢二 ((株)NTTファシリティーズ建築事業本部)
資料名： 日本建築学会技術報告集  (AIJ Journal of Technology and Design)
巻： 18  号： 39  ページ： 441-446 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： L4777A  ISSN： 1341-9463  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 回転増幅機構付き同調粘性マスダンパーを超高層鉄骨造建物に適用し,地震応答解析を行って振動制御効果を確認し,設計上の利点について検討した。地上14階の事務所建築をモデルとし,ブレース付き構面の1~4階に粘性ダンパー,5~14階に同調粘性マスダンパーを設置するものとした。回転増幅機構付き同調粘性マスダンパーの質量増幅効果により,質量比0.07の慣性効果が得られた。1次モードに応じた減衰を効果的に上昇させ,14%相当の減衰定数を得た。レベル2の地震入力に対して,1/125以下の最大層間変形角であった。

シソーラス用語： *粘性 ,  *ダンパ ,  *制振構造 ,  鋼構造 ,  *超高層建築 ,  振動制御 ,  構造設計 ,  骨組構造 ,  *地震荷重 ,  *応答解析 ,  配置設計 ,  振動モード ,  減衰定数 ,  回転 ,  増幅現象 ,  水平変位 ,  回転角 ,  最大値 ,  軸力
準シソーラス用語： *同調マスダンパ

分類 (1件)： 建築物の耐震,免震,制震,防振  (RB01035P)

引用文献 (12件)：

• 1) 古橋,石丸:慣性接続要素によるモード分離 慣性接続要素による応答制御に関する研究 その1,日本建築学会構造系論文集,第576号,pp.55-62,2004.2
• 2) 石丸,三上,秦,古橋:D.M. 同調システムの簡易設計法,日本建築学会構造系論文集,第652号,pp.1105-1112,2010.6
• 3) 磯田,半澤,田村:回転慣性質量ダンパーを組合せた応答低減機構による1質点系振動モデルの応答特性に関する研究,日本建築学会構造系論文集,第642号,pp.1469-1476,2009.8
• 4) 斉藤,栗田,井上:慣性接続要素を利用した線形粘性ダンパーによる一質点構造の最適応答制御とKelvinモデル化手法に関する考察,構造工学論文集,Vol.53B,pp.53-66,2007.3
• 5) 斉藤,井上:慣性接続要素を利用した粘性ダンパーをもつ制振構造の最適応答制御に関する一考察 -最適設計システムにおける線形粘性要素の等価非線形粘性要素への置換法-,日本建築学会技術報告集,第26号,pp.457-462,2007.12

タイトルに関連する用語 (5件)： 同調粘性マスダンパー ,  高層 ,  鉄骨造 ,  建物 ,  応答制御