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J-GLOBAL ID：201302210804851029   整理番号：13A1872574

水蒸気マッチング解析による熱帯対流圏界面層における脱水過程

Dehydration in the tropical tropopause layer estimated from the water vapor match

著者 (11件)： INAI Y. (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  INAI Y. (Kyoto Univ., Uji, JPN) ,  HASEBE F. (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  FUJIWARA M. (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  SHIOTANI M. (Kyoto Univ., Uji, JPN) ,  NISHI N. (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  NISHI N. (Fukuoka Univ., Fukuoka, JPN) ,  OGINO S.-Y. (Japan Agency for Marine-Earth Sci. and Technol., Yokosuka, JPN) ,  VOEMEL H. (GRUAN Lead Center, Lindenberg, DEU) ,  IWASAKI S. (National Defense Acad., Yokosuka, JPN) ,  SHIBATA T. (Nagoya Univ., Nagoya, JPN)
資料名： Atmospheric Chemistry and Physics (Web)  (Atmospheric Chemistry and Physics (Web))
巻： 13  号： 17  ページ： 8623-8642  発行年： 2013年 
JST資料番号： U7039A  ISSN： 1680-7316  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 熱帯でのオゾンと水蒸気観測(SOWER)特別観測のオゾンや水蒸気観測を含むゾンデデータとヨーロッパ中期天気予報センターの現業解析の気象データを用いて等温面上で空気塊を追跡し含まれる水蒸気の変化を調べるマッチ解析を行い,西部太平洋の熱帯圏界面層における脱水過程を統計的手法で調べた。370Kの温位面では過飽和状態でも脱水は起こらず,350~360Kの間の温位面で脱水が生じた。氷凝結が発生する相対湿度(氷飽和に対する)には上限が存在し146%(標準偏差19%)であり,下限は75%(標準偏差23%)であった。脱水の効率は凝結により氷が落下し過飽和から飽和へ移行する緩和時間で評価され,熱帯圏界面層における水平輸送の時間スケールよりはるかに短い値の約1時間であった。

シソーラス用語： *水蒸気 ,  *対流圏界面 ,  *熱帯 ,  大気オゾン ,  *西太平洋 ,  *脱水 ,  凝結 ,  過飽和 ,  気象データ ,  緩和時間 ,  マッチング
準シソーラス用語： ゾンデ

分類 (1件)： 大気大循環,熱帯気象  (DC05060G)

タイトルに関連する用語 (6件)： 水蒸気 ,  マッチング ,  解析 ,  熱帯対流圏界面層 ,  脱水 ,  過程