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J-GLOBAL ID：201302211059621624   整理番号：13A0012244

マグノニック結晶のモノリシック化と多軸磁界センシングの検討

Study on Monolithic Structure and Multiaxis Magnetic Sensing with Magnonic Crystals

著者 (6件)： 高木宏幸 (豊橋技術科学大学 スピンエレクトロニクスグループ) ,  野田常照 (豊橋技術科学大学 スピンエレクトロニクスグループ) ,  上野智視 (豊橋技術科学大学 スピンエレクトロニクスグループ) ,  金澤直輝 (豊橋技術科学大学 スピンエレクトロニクスグループ) ,  中村雄一 (豊橋技術科学大学 スピンエレクトロニクスグループ) ,  井上光輝 (豊橋技術科学大学 スピンエレクトロニクスグループ)
資料名： 電気学会論文誌 A  (IEEJ Transactions on Fundamentals and Materials)
巻： 132  号： 10  ページ： 833-837 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： S0808A  ISSN： 0385-4205  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： フォトニック結晶技術をスピン波に応用したマグノニック結晶と励磁用薄膜磁石のモノシリック化と磁界感度の評価を行い磁気センサとして使用する際の2軸化の可能性を示した。スピン波とマグノニック結晶について述べ磁界センサとしての原理を示した。センサの空間分解能の向上に必要な励磁用薄膜磁石とマグノニック結晶を一体化したモノシリック構造を成膜する実験方法を示した。作製したモノシリック構造で薄膜磁石によるスピン波の励振とマグノニック・バンドギャップの発現を確認した。磁界感度は最大7,900%/Oeであった。静磁波の伝搬モードにおける伝搬帯域の変化や磁化方位に依存した伝搬モードの違いから2軸センシングの可能性を示した。

シソーラス用語： 磁性体 ,  *静磁波 ,  *磁気センサ ,  *一体構造 ,  サマリウム化合物 ,  コバルト化合物 ,  高感度 ,  *多軸 ,  バンドギャップ ,  Q値 ,  *励振 ,  飽和磁化 ,  外部磁場
準シソーラス用語： マグノニック結晶 ,  磁場センサ

分類 (2件)： 磁性材料  (NA04040H) ,  磁気の計測法・機器  (AD07060U)

引用文献 (6件)：

• (1) D. D. Stancil : Theory of Magnetostatic Waves, Springer-Verlag (1981)
• (2) M. Inoue, A. V. Baryshev, H. Takagi, P. B. Lim, K. Hatafuku, and J. Noda : “Investigating the use of magnonic crystals as extremely sensitive magnetic field sensors at room temperature”, Appl. Phys. Lett., Vol. 98, p. 132511 (2011)
• (3) M. Inoue, K. Arai, T. Fujii, and M. Abe : “Magneto-optical properties of one-dimensional photonic crystals composed of magnetic and dielectric layers”, J. Appl. Phys., Vol. 83, p. 6768 (1998)
• (4) M. S. Sodha and N. C. Srivastava : Microwave propagation in ferrimagnetics, Plenum Press (1981)
• (5) M. E. Dokukin, K. Togo, and M. Inoue : “Propagation of Magnetostatic Surface Wave in a Tunable One-Dimensional Magnonic Crystal”, J. Magn. Soc. Jpn, Vol. 32, No. 2_2, pp. 103-105 (2008)

タイトルに関連する用語 (4件)： マグノニック結晶 ,  多軸 ,  磁界 ,  センシング