文献
J-GLOBAL ID:201302211280710291   整理番号:13A1664171

衣料用柔軟剤の効果発現メカニズム

著者 (2件):
資料名:
巻: 13  号: 11  ページ: 521-526  発行年: 2013年11月01日 
JST資料番号: L4211A  ISSN: 1345-8949  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
衣料用柔軟剤が木綿布を柔らかくするメカニズムについては,製糸工程における知見からの演繹的推論により「繊維間の摩擦低減」とする説が,一般的に知られている。具体的には,繊維表面上で柔軟剤がアルキル基を空気側に向けて単分子膜を形成する事により,近接した繊維間の摩擦を低減させるので,柔らかさを発現するという説である。これに対し,我々は,木綿布・糸を濡れた状態から静置乾燥すると,まるで糊付けしたかの様な硬さを発現する現象に着眼し,この硬さの原因を精査する事で,柔軟剤の効果発現メカニズムを探った。濡れた状態から自然乾燥した木綿糸の曲げ硬さ(KES-FB2法)の変化と,絶乾調整した後の木綿糸の柔らかさの変化等から,この硬さを支配する主要因を木綿繊維間に存在する結合水による架橋性の水素結合によるものと推察した。この結果を踏まえて,柔軟剤の効果を考えてみると,柔らかさの主たる発現メカニズムは,「木綿間の結合水を介した水素結合ネットワークの形成阻害」と推察できる。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
助剤とその試験  ,  繊維物理  ,  関連産業 
引用文献 (45件):
  • 1) W. P. Evance, Chemistry and Industry, 5, July, 893 (1969).
  • 2) R. R. Egan, J AM. OIL. CHMISTS’ SOC, 55, 118-121 (1978).
  • 3) Rorf. Puchta, JAOCS, 61 (2), 367 (1984).
  • 4) 峰岸裕,荒井明彦,油化学,26(2),86(1977).
  • 5) 日用品化粧品新聞,6月10日(2013).
もっと見る
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る