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J-GLOBAL ID:201302211315257005   整理番号:13A0356744

富士山亜高山帯におけるシラビソ林の分布と構造

著者 (2件):
資料名:
巻:号:ページ: 33-40  発行年: 2012年01月31日 
JST資料番号: L7885A  ISSN: 2433-0310  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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林床植生は森林の動態を推察する指標の一つとなりえると予測されている。ここでは,多様な常緑針葉樹が生育している富士山の亜高山帯で,常緑針葉樹林の木本構造及びその実生の空間分布を中心に,林床の植生や周囲の環境を調査・比較した。それにより,常緑針葉樹の分布とその実生定着の制限要因を明らかにし,その森林の動態を推測した。4つの調査区を設置し,樹木構成,林床環境を調査した。その結果,シラビソは遷移段階が異なる多様な森林を広範囲に形成しており,シラビソの実生の定着と林床環境の関係性について「遷移初期で土壌が未発達の場合,栄養塩類の量が多いと実生は生育しやすい」,「日射量が多いと実生の発芽後の生育と定着が起こりやすい」,「落葉期のうち積雪のない時期に十分な日射を得ず,光合成量が少ないと実生は枯死する」,「実生が生育する場所の水分保持能力が低いと,日射が急激な乾燥を引き起こす」という4つの仮説を立てることができた。
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分類 (1件):
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植物生態学 
引用文献 (10件):
  • Knapp, A. K. and Smith, W. K. ( 1982 ) : Factors influencing understory seedling establishment of Engelmann spruce (Picea engelmannii) and subalpine fir (Abies lasiocarpa) in southeast Wyoming. Candian Journal of Botany, 60, 2753-2761.
  • 小山浩正・今博計・紀藤i典夫(2007):ブナ林内におけるブナ稚樹の空間分布と他樹種の樹冠との関係 ゚植生学会誌,24,113-121.
  • 丸山立一・丸山まさみ・紺野康夫(2004):北海道の針葉樹林におけるトドマツ・エゾマツ実生の定着 に対する林床植生とリターの阻害効果.日本生態 学会誌,54-2,105-115.
  • 三田村理子・山村靖夫・中野隆志(2008):雪崩撹乱 で生じた強光環境に対するシラビソとカラマツ稚 樹の光合成特性の応答.富士山研究,2,15-20.
  • 佐藤嘉展・大槻恭一・小川滋(2003):スギ林および マテバシイ林におけるリター遮断量の推定.九州 大学農学部演習林報告,84,1-20.
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