文献

J-GLOBAL ID：201302211623333340   整理番号：12A1797850

平成24年3月7日新潟県上越市板倉区国川地区で発生した融雪地すべり

著者 (5件)： 畠田和弘 (土木研) ,  木村誇 (土木研) ,  丸山清輝 (土木研) ,  野呂智之 (土木研) ,  中村明 (土木研)
資料名： 日本地すべり学会誌  (Landslides)
巻： 49  号： 6  ページ： 330-335,307(2)  発行年： 2012年11月25日 
JST資料番号： S0392B  ISSN： 1348-3986  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 平成24年3月に新潟県上越市板倉区国川地区で発生した地すべりにつき,発生状況及び特性を把握するために実施した地形・地質,移動状況,気象状況,地すべり末端土塊の観察結果,周辺地形の判読結果を報告した。資料整理,現地調査,地形判読を行った結果は次の通りである。1)地すべりの発生要因として,気温上昇による融雪水量の急激な増加。2)発生斜面直下の緩勾配の水田には積雪が多く,移動土塊が積雪に拘束され,エネルギーを発散せずに直進。3)積雪が移動土塊からの排水を阻害し,滞留地下水が地すべり移動を助長。4)地すべりの発生斜面は,古期地すべり地形の一部が再滑動したものである。融雪地すべりにおいて,積雪が地すべり移動及び地下水滞留の規制要因となる可能性がある。

シソーラス用語： *地滑り ,  *融雪 ,  因子 ,  上昇 ,  水 ,  積雪 ,  *岩塊 ,  地下水 ,  摩擦係数
準シソーラス用語： *移動土塊 ,  気温上昇 ,  再滑動型地すべり ,  滞留地下水 ,  土塊 ,  等価摩擦係数 ,  発生要因 ,  融雪水 ,  融雪地すべり

分類 (2件)： 自然災害  (RA02030M) ,  斜面安定,掘削変形  (RA03070L)

引用文献 (8件)：

• 臼杵伸浩. 移動距離の長い地すべりの実態. 砂防学会誌. 2005, 57, 5, 47-52
• CROMINAS, J. The angle of reach as a mobility index for small and large landslides. Canadian Geotechnical Journal. 1996, 33, 260-271
• 竹内圭史. 高田東部地域の地質. 1994, 6, 44, 67
• 気象庁. 気象庁ホームページ, 気象統計情報. http://www.jma.go.jp/jma/menu/report.html
• 国土交通省. 国土交通省ホームページ, 水文水質データベース. http://www1.river.go.jp/

タイトルに関連する用語 (5件)： 新潟 ,  上越 ,  地区 ,  融雪 ,  地すべり