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J-GLOBAL ID：201302211921699951   整理番号：13A1310944

磁壁におけるキラルスピントルク

Chiral spin torque at magnetic domain walls

著者 (5件)： RYU Kwang-Su (IBM Almaden Res. Center, California, USA) ,  THOMAS Luc (IBM Almaden Res. Center, California, USA) ,  THOMAS Luc (TDK-Headway Technol., California, USA) ,  YANG See-Hun (IBM Almaden Res. Center, California, USA) ,  PARKIN Stuart (IBM Almaden Res. Center, California, USA)
資料名： Nature Nanotechnology  (Nature Nanotechnology)
巻： 8  号： 7  ページ： 527-533  発行年： 2013年07月 
JST資料番号： W2059A  ISSN： 1748-3387  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Pt層を表面ないし底面に界面として持つ垂直に磁化されたCo/Ni/Co三層内の電流駆動磁壁の動きは磁化に垂直に印加される磁界で強く影響されることを実験的に示した。そのデータと磁場と電流の生み出す磁壁の動力学のよくできた一次元解析モデルを比較することで,もし磁壁に働く現象論的実効的長手方向磁界をモデルが唯一観測事実の説明になる。基板に垂直に磁化をもつ垂直磁気異方性(PMA)を示すCo/Ni/Co膜の容易軸に磁界を印加しスピン配列に対し電流駆動の磁壁移動を調べた。磁界印加による磁壁移動速度を磁界強度と電流の関係,キラル内部印加磁界と磁壁速度のさまざまな条件に対する磁界依存性,一次元解析モデルの結果を調べた。さらには,Pt下地層の厚みを変え,磁壁スピンの向きに対する磁壁速度,速度V_DW対H_x曲線の傾斜,異方性Kなどへの影響を見た。電流による磁壁の動きはスピン軌道相互作用に由来する2つの現象が絡み合って起こる。磁壁はCo/Pt界面のPt内のPIMからの実効局在長手磁界に左右される。この実行磁界はジャロシンスキー・モリヤ相互作用に起因すると考えられた。

シソーラス用語： 垂直磁化 ,  コバルト ,  ニッケル ,  *金属薄膜 ,  *磁性薄膜 ,  *多層膜 ,  *運動 ,  磁場効果 ,  モデリング ,  垂直磁気異方性 ,  解析モデル ,  白金 ,  *トルク ,  カイラル対称性
準シソーラス用語： 三層膜 ,  *磁壁運動 ,  *スピントルク

分類 (1件)： 金属結晶の磁性  (BM06040T)

タイトルに関連する用語 (1件)： 磁壁