文献

J-GLOBAL ID：201302212000700136   整理番号：13A0644340

極短パス間時間多パス圧延プロセスにおけるフェライト結晶粒微細化への内部組織変化の影響

Effect of Microstructure on Ferrite Grain Refinement in Super Short Interval Multi-pass Rolling Process

著者 (6件)： 福島傑浩 (新日鐵住金(株)技術開発本部) ,  脇田昌幸 (新日鐵住金(株)技術開発本部) ,  宮田佳織 (新日鐵住金(株)技術開発本部) ,  江藤学 (新日鐵住金(株)技術開発本部) ,  佐々木保 (新日鐵住金(株)技術開発本部) ,  柳田明 (東京電機大学工学部)
資料名： 塑性と加工  (Journal of the Japan Society for Technology of Plasticity)
巻： 54  号： 625  ページ： 153-157 (J-STAGE)  発行年： 2013年 
JST資料番号： G0076A  ISSN： 0038-1586  CODEN： SOKAB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 極短パス間時間多パス圧延プロセスを対象とした内部組織予測シミュレーションで,このプロセスの仕上圧延中のγ粒径を実験的に観察した。γ粒内核生成を考慮した内部組織予測シミュレーションと比較して,微細α粒を有する鋼板製造の最適条件を検討した。予測シミュレーションで下記の結果を得た。1)仕上圧延前のγ粒径を微細化する影響は,圧延変態後のα粒径微細化には1/5程度しか引継がれない。2)板厚表層部位でα結晶粒が微細化することは,表層部に作用するひずみが大きいことで,多パス圧延の前半の圧延ではγが再結晶微細化すること,多パス圧延の後半の圧延では転位密度が高められることの二つの効果から説明できる。3)パス間で高圧下圧延に伴う発熱に対応して適切に温度制御すると,変態前γ組織の転位密度を高めることができ,α結晶粒が微細化される。

シソーラス用語： *圧延 ,  *フェライト組織 ,  結晶粒微細化 ,  転位密度 ,  温度制御 ,  組織
準シソーラス用語： 内部組織

分類 (1件)： 圧延技術  (WC06030Z)

引用文献 (13件)：

• KIUCHI, M. ISIJ Int. 2008, 48, 8, 1133-1141
• ETOU, M. ISIJ Int. 2008, 48, 8, 1142-1147
• 江藤学. 材料とプロセス. 2005, 18, 371-374
• 福島傑浩. 第4回環境調和型超微細粒鋼創成基盤技術の開発プロジェクトシンポジウム講演集, 2007. 2007, 13-16
• 脇田昌幸. 第4回環境調和型超微細粒鋼創成基盤技術の開発プロジェクトシンポジウム講演集, 2007. 2007, 17-20

タイトルに関連する用語 (6件)： パス ,  多パス圧延 ,  プロセス ,  フェライト ,  結晶粒微細化 ,  内部組織