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J-GLOBAL ID：201302212140463290   整理番号：13A0013490

飛来および付着塩分組成に基づく凍結防止剤の橋梁桁下への飛来量の検討

CONTRIBUTION FROM DEICING SALT TO CHEMICAL COMPOSITION OF SALT SUPPLYED TO AREA UNDER THE BRIDGES

著者 (5件)： 武邊勝道 (松江工業高等専門学校 環境・建設工学科) ,  大屋誠 (松江工業高等専門学校 環境・建設工学科) ,  広瀬望 (松江工業高等専門学校 環境・建設工学科) ,  落部圭史 (日鉄防蝕株式会社 エンジニアリング営業部) ,  麻生稔彦 (山口大学大学院 理工学研究科)
資料名： 土木学会論文集 A1(構造・地震工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. A1 (Structural Engineering & Earthquake Engineering) (Web))
巻： 68  号： 2  ページ： 314-324 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： U0201A  ISSN： 2185-4653  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 腐食を促進する主要因である飛来塩分には海水と凍結防止剤に由来するものがある.両者共に冬期に飛来量が増加する可能性があるため,橋梁の桁への飛来塩分の供給源としてどちらがより重要なのかを,飛来塩分の絶対量から判断するのは難しい.そこで本研究では,Cl^-に加えて,海水に抱負に含まれる一方で凍結防止剤には乏しいMg²⁺も分析し,凍結防止剤に由来する飛来塩分の影響を検討した.その結果,凍結防止剤の影響が強まるとMg²⁺/Cl^-比が低下することが分かった.また,海塩粒子の供給と凍結防止剤の散布量が共に冬期に増える海岸近傍の橋梁において飛来塩分量とMg²⁺/Cl^-比の変動を比較検討し,分析対象とした橋梁の冬期の飛来塩分量の増加が,主に自然由来の飛来塩分量の増加に起因していることを明らかにした.(著者抄録)

シソーラス用語： 塩分 ,  *塩害 ,  付着物 ,  橋 ,  桁下 ,  凍結防止剤 ,  *腐食 ,  海水 ,  鋼構造 ,  耐候性鋼 ,  *鋼橋
準シソーラス用語： 橋梁桁下 ,  *飛来塩分 ,  付着塩分

分類 (2件)： 鋼橋  (RC06020J) ,  自然災害  (RA02030M)

引用文献 (11件)：

• 紀平寛:無塗装橋梁長期耐久化技術体系の展開,防錆管理,Vol.48,pp.1-8,2004.
• 三木千壽,市川篤司:現代の橋良工学,塗装しない鋼と橋の技術最前線,数理工学社,pp.14-79,2004.
• 建設省土木研究所,(社)鋼材倶楽部,(社)日本橋梁建設協会:耐候性鋼材の橋梁への適用に関する共同研究報告(XX),-無塗装耐候性橋梁の設計・施工要領(改訂案),第88号,pp.1-7,1993.
• 紀平寛,伊藤叡,溝口茂,村田朋美,宇佐見明,田辺康児:海浜耐候性鋼の成分設計コンセプトの創出,Zairyo-to-Kankyo, Vol.49, pp.30-40,2000.
• 社団法人日本道路協会:道路橋示方書・同解説,(I) 共通編,(II)鋼橋編,pp.183,2002.

タイトルに関連する用語 (6件)： 飛来 ,  付着塩分 ,  組成 ,  凍結防止剤 ,  橋梁 ,  桁下