抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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福岡県が育成したイチゴ品種「あまおう」は果実の色や大きさ,食味の良好さが市場において高い評価を受け,さらなる市場の拡大が期待されるが,生産面では,遅延しやすく収穫量減少が課題である。「さがほのか」の実生集団から,頂花房の出蕾早晩性と第一次腋花房の連続出蕾性の関係と「さがほのか」と同程度の早生性個体を実生苗で効率的に選抜する短日夜冷処理期間を検討した。「さがほのか」と同程度の出葉数で頂花房が出蕾した早生系統では,頂花房・第一次腋花房間葉数が4枚以下であり,連続的な収穫が可能と考えられる。また,「さがほのか」は,短日・低温に対する感受性が強い早生品種であり,10日間の短日夜冷処理後の出蕾状況での選抜が妥当である。「さがほのか」なみの早生性及び連続出蕾性を有する育種系統の選抜は,4月に播種した実苗を8月10日頃から10日間短日夜冷処理し,頂花房出蕾までの出葉数6枚以内で処理後65日程度を選抜することで得られると解説した。